99p. キネマ刑事たまの手帳メモ 『奇跡(2011)』 流石は是枝監督の仕事。役者の下準備をしっかりとし、役者のいいところを見事に押さえまくって採用している奇跡の映画。子役が動いているし、名の知れた有名どころ(脇役)が見事にはまっていて素晴らしい。脚本は緻密とはほど遠いものの、子供らの成長譚に影で支えている大人たちの視点が加わったことで、リアリティ以上に大事かもしれない作り手の“願い”を加味することに成功した。大切な瞬間が詰まった素敵な映画。 *これは感想文ではありません。