2. ぼくは今こそ昨シーズンのマラソンについて振り返らなければならない。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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早速昨日の続き(↑)から入る。サブフォー失敗の大きな要因は2つある。1つはペース配分と関門についての致命的なミス。2つめは、水分補給についてのミス。今日はその前者について書いていこうと思う。


1.ペース配分と関門についての致命的なミス。

フルマラソンを走るために必ずやることがペース配分を決めることだ。おいらも当然決めたわけだけど、それが下記の通り。


5㎞地点 28分

10㎞地点 28分(56分)

15㎞地点 28分(1時間24分)関門1時間30分

20㎞地点 28分(1時間52分)

25㎞地点 27分(2時間19分)

30㎞地点 28分(2時間47分)

35㎞地点 28分(3時間15分)関門3時間20分

40㎞地点 30分(3時間45分)

42㎞地点 14分(3時間59分)


見てもらえば分かってもらえると思うが、おいらはサブフォー達成をぎりぎりのペース配分で勝負することにした。膝痛を考慮してというのもあったし、なにより今回はサブフォー目指している知人も走るので、このくらいのペースが丁度いいだろうと考えた次第。同一のペース配分を維持して42.195㎞走りきる自信があったし、最後の2㎞にキロ7分との余裕までも与えているわけだから、この配分で問題は感じませんでした。がしかし、現実問題おいらが大田原マラソンをどう走りきったかと言えば、それは下記の通り。


5㎞地点 28分19秒

10㎞地点 26分58秒(55分17秒)

15㎞地点 27分27秒(1時間22分44秒)関門1時間30分

20㎞地点 28分24秒(1時間51分09秒)

25㎞地点 27分24秒(2時間18分34秒)

30㎞地点 28分10秒(2時間46分44秒)

35㎞地点 31分16秒(3時間18分01秒)関門3時間20分

40㎞地点 34分20秒(3時間52分22秒)

42㎞地点 15分50秒(4時間08分13秒)


15㎞関門は7分のゆとりをもって通過。問題は35㎞関門であった。おいらはまさかの35㎞関門で引っ掛かってしまったのである。オーマイガッツ!(おーわたしの神々!)え?と思うかも知れない。そう、上記をみても35㎞関門は2分ゆとりをもって通過していることになっている。がしかし、がっしかしである。大田原マラソンの各関門は、じつは15㎞地点と35地点にあるわけじゃなかったのである。正確には、15.4㎞地点と35.4㎞地点にあったのだ。つまり正確なペース配分表を作るなら下記のようにならなければならなかった。


5㎞地点 28分19秒

10㎞地点 26分58秒(55分17秒)

15㎞地点 27分27秒(1時間22分44秒)

~~~~15.4㎞地点 関門1時間30分~~~~

20㎞地点 28分24秒(1時間51分09秒)

25㎞地点 27分24秒(2時間18分34秒)

30㎞地点 28分10秒(2時間46分44秒)

35㎞地点 31分16秒(3時間18分01秒)

~~~~35.4㎞地点 関門3時間20分~~~~

40㎞地点 34分20秒(3時間52分22秒)

42㎞地点 15分50秒(4時間08分13秒)


5㎞を28分で走ろうとしていた意味は、1㎞なら5分36秒で走るということだし、100mなら33.6秒で走るということ。そこで考える。35.4㎞地点に関門があり、おいらが35㎞地点を3時間18分01秒で通過したということは、おいらが35.4㎞に辿り着くのは・・・・・、3時間20分14秒!! 制限時間に14秒に合わない?! そうなんです。おいらはこの400mを計算に組み込んでいなかったせいもあり、35.4㎞地点の関門を通過する直前も直前に、鼻の先でタイムオーバーを宣告されてしまったのです! 因みに、おいらは35.4㎞関門に引っ掛かった2番目の人間でした。まったく漫画のような展開であきれかえるばかりである。でもおいらはこのミスについて色々書きたいことがある。確かに、このミスはおいらのケアレスミスからきたものである。関門が15.4㎞地点及び35.4㎞地点であることは、おいらはスタート前から知っていたし、400mぐらいは適当な調整でどうとでもなると過信もしていた。けれど、それでもなお書きたいことがある。


それは15.4㎞関門がどうなっているのか、おいらがレース中にちゃんと視認していたということだ。15㎞地点に【15㎞ 関門】との立て看板が出ていた。それでおいらは思ったのである。あれ、15㎞地点が関門なのか? アバウトだなあと。そして続けて、当然タイムぎりぎりで危ないとの思いから、35.4㎞関門に向けてペースアップしていたおいらが見たものが、35㎞地点に立っている【35㎞ 関門】との立て看板であった。二度目ということもあり、おいらはその時思ってしまった。あーなんだ関門は35㎞地点だったのかと。そこでおいらは35㎞関門を通過したものと思い、ペースを緩めたのである。そこで唐突な35.4㎞地点での係員による通せんぼ。へ?という思いである。


おいらの弟が、河口湖マラソンの関門をぎりぎりくぐり抜けながら完走した話しをおいらは以前に聞かされていたのだが、それによれば、制限時間間際になると、関門付近の係員が「制限時間まであと3分~!!」とか「制限時間まであと1分~!!急げ~」とか声を上げて教えてくれるとのことであった。東京マラソンの中継を見ていても、やはり制限時間間際になると関門付近の係員が、あとあと1分などとコールしてランナーたちを急かしていた。にもかかわらず、大田原マラソンの関係者はどうだ。35㎞地点から35.4㎞までの間、あと○分!とコールしている人は誰もいなかった。それはもうのんびりとしたものである。そんな風であるから、35㎞関門は通過したものと勘違いしてしまったのではなかったか。残り400mで残タイム2分。周囲が急かすように制限時間を知らせていてくれたならと思ってしまってもしようがないであろう。不親切極まりない。が、これは余談である。やはり問題は自分のケアレスミスにあるのだから。ペース配分が当初からぎりぎり過ぎたことと、関門の微距離400mを侮って脳内で計算すれば現場でどうとでも対処できると思っていたのが間違いであった。素直に反省しなければならないだろう。


因みに、このケアレスミスの被害を受けたのはおいらだけではなかった。なんと一緒に参加していた知人も被害を受けてしまったのだ。知人は驚くなかれ、なんと最初の15.4㎞関門に引っ掛かってしまっていたのでした。それもおいらと同じく15㎞地点に立っている【15㎞ 関門】の立て看板を視認して関門を通過したと誤解し、15.4㎞地点でいきなりの係員による通せんぼ。その知人も制限時間の残り僅かだということを係員が告知し、急かしてくれるようなことはなかったと言っておった。やはり改善は必要だろう。


しかし問題はやはりおいらにある。関門の400mについて、おいらは「関門は正確には15㎞じゃなくて15.4㎞だから、そこらへんは自分で微調整してね」と、知人へ事前に一応言ってはおいたから避難されずに済んだが、そのような簡単な一言で済ませてしまったことで、400mぐらい楽に対処できるかのような印象を知人に与えてしまったのは間違いない。二人して関門こそ違えど同じミスをしているのだから、これ即ちペース配分考えたおいらの責任なのは間違いない。反省&ルル三錠パクッ お風呂でバブっておならでブーである。そしてこのペース配分のミスは、2つめの水分補給についてのミスをも呼び込む結果を招いた。2つめのミスについては、次回書いていこうと思う。(つづく)