最近オスカー結果と一致を見せると噂のハリウッドのその年のワーストを決めるラジー賞の発表がありました。今年のラジー賞は、ド派手なオスカーを予想したようです。最多7部門でノミネートを受けたのは『トランスフォーマー リベンジ』と『マーシャル博士の恐竜ランド』の2本。
マイケル・ベイの幼稚さvs.ウィル・フェレルの幼稚さという対決なりましたが、どちらも確信犯なので、本年は堂々たるガチンコ対決が観られそうです。まるでアバターvs.タランティーノのようだと思ったあなたは賞レース馬鹿。考えすぎです。
上位の確信犯的プロの2本に次ぐのは、6部門でノミネートを受けている『G.I.ジョー』。主演以外の主要部門総てでノミネートを受けている主演俳優以外はみなダメダメという典型的ラジーパターン。本作は、世界で一番有名な映画サイトで4万人弱の平均評価でまず出ないはずの5点台をマーク。『マーシャル博士の恐竜ランド』だって5点台じゃないかって?ウィル・フェレルの作品は何時だって5点台ですよ!なにをいまさら。
個人的に大注目なのは、5部門でノミネートを受けている『All About Steve』でノミネートを受けているサンドラ・ブロック。彼女は今年はオスカーでも本命視されていて、ダブルノミネートだけでも偉業なのに、まさかのキセキのダブル受賞があるかもしれません。“オスカーとラジーが結ばれる日を夢見る 決してかなわない夢を”授賞式まで目が離せません!!
その他、今年はラジーの30回目という区切りの年でもあるので、10年間の様々なワースト5も発表されています。早々とたる面子です。あなたに観賞する勇気があるか?!
**複数ノミネーション作品**
トランスフォーマー リベンジ(7部門ノミネート)
マーシャル博士の恐竜ランド(7部門ノミネート)
G.I.ジョー(6部門ノミネート)
All About Steve(5部門ノミネート)
Old Dogs(4部門ノミネート)
ニュームーン トワイライト・サーガ(4部門ノミネート)
ジョナス・ブラザーズ ザ・コンサート3D(2部門ノミネート)
ピンクパンサー2(2部門ノミネート)
オブセッション 歪んだ愛の果て(2部門ノミネート)
ハンナ・モンタナ ザ・ムービー(2部門ノミネート)
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■ワースト作品賞■
All About Steve
G.I.ジョー
マーシャル博士の恐竜ランド
Old Dogs
トランスフォーマー リベンジ
■ワースト監督賞■
マイケル・ベイ(トランスフォーマー リベンジ)
ウォルト・ベッカー(Old Dogs)
ブラッド・シルバーリング(マーシャル博士の恐竜ランド)
スティーヴン・ソマーズ(G.I.ジョー)
フィル・トレイル(All About Steve)
■ワースト主演男優賞■
ジョナス兄弟3人全員(ジョナス・ブラザーズ ザ・コンサート3D)
ウィル・フェレル(マーシャル博士の恐竜ランド)
スティーヴ・マーティン(ピンクパンサー2)
エディ・マーフィ(劇的1週間)
ジョン・トラヴォルタ(Old Dogs)
■ワースト主演女優賞■
ビヨンセ(オブセッション 歪んだ愛の果て)
サンドラ・ブロック(All About Steve)
マイリー・サイラス(ハンナ・モンタナ ザ・ムービー)
ミーガン・フォックス(Jennifer's Body、トランスフォーマー リベンジ)
サラ・ジェシカ・パーカー(噂のモーガン夫妻)
◇◆映画総合◆◇