年末雑記。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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今日はこの忙しい師走を雑記ってみようと思う。取り敢えず、今年の年末は地に足がついてないとはこのことかと思うほど、踏ん張りがきいていない。問題は空返事で受けてしまった大晦日の蕎麦打ちにあった。これが打っても打っても形にならないので、時間を見付けては打っていたし、なにより時間を見付けてはどうすれば蕎麦打ちが成功するのかということばかり獏と考えるようになってしまった。


さらに、11月までサブフォーを目標に走り続けていたランニングも自分で思ってもみなかった結末を迎え、終止符を打てずに12月に雪崩れてきてしまったのも困りものである。兎にも角にも、予定は狂いっぱなしで、普段ならスキー場がオープンすれば飛んでいくスノーボードも、自身の予定をキャンセルして、シーズンインできないでいるのが現状だ。19日と23日はスノーボードの予定であったが、見事に部屋に籠もって掃除と蕎麦打ちをしていた。兎に角部屋に釘付けにされている昨今である。


まあしかし、年末と言えば、なんのためにあるのかと言えば、良い新年を迎えるための準備期間とも言えるわけで、そう考えれば、いまもっともおいらがやらなければならないのは掃除であるからして、やっていることはあながち間違ってはいない。遊び遊びで掃除をほっぽいていた結果、今年はとんでもないゴミ屋敷を完成させてしまった。兎に角今年は物を買い過ぎた。それらを置く場所を確保できてなかったからいけない。そこに最後にそば打ち道具まで来て、毎日広げていては、収拾もつきようがない。


年始明けにはネットに公開できるくらいには部屋を整頓して、写真でもアップしたいものである。年末年始は掃除こそにおいらは充てたい。@宣言


そんなこともあって、おいらには休みが1日でも多く必要であった。カレンダーを見るに、今年の裁判所の仕事納めは28日(月)、始めが明け4日(月)という、月曜締めの月曜明けのもっとも連休になりにくいパターンであることが分かった。そこでおいらは上と掛け合い。事務所の休みを見事にカレンダー通りでなく、25日(金)締めの5日(火)始めに変更させることに成功したのである。ヴィクトリ~!!


そんなこんな得た10連休。おいらは絶対に良い新年を迎えるためにも掃除をしまくる!!掃除をしまくる!!掃除をしまくる!!(このくらい繰り返さないとやらないたぶん)


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話しを大きく転じさせまして、今年最後の遊びの話し。今年1年おいらは遊びほうけていましたが、最後の遊びは「コルテオ 東京最終追加公演」ということになりました。フジテレビのメディア戦略に上手く洗脳されてしまった格好だが、「コルテオ」を選んだのは、CMに踊らされたからばかりではない。実は、おいらは昨年も同じ時期にシルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」に足を運んでいたのです。昨年暮れから、海浜幕張にシルク・ドゥ・ソレイユ専用のシアターがオープン(画像参照)し、そこで常にシルク・ドゥ・ソレイユが上演されるようになった。オープン当時はほとんど話題になってなくて、自由にチケット取り放題だったので、確保してみたのだ。



数年前から、芸能人を使ってTVメディアが「見なきゃ損する」とか煽って、散々サーカスの類を宣伝するようになったけれど、おいら自身は非常にこれらサーカスの類に懐疑的で、サーカスに一萬も出して本当に満足して帰れたもんかね?と斜にに構える。映画大好物なおいらをして、映画10本分の威力や効果がこのサーカスの類にあると言わしめられるのか。おいらは昨年暮れ、チケットが簡単に取れることもあって、確かめてみようという気にとうとうなった。興味がないところにこそ出向くという思考の持ち主なのである。


そんなおいらが昨年暮れに引き続き、今年も年末にサーカスをチョイスしたのだからなにをか言わん。当然「ZED」には大満足させられたわけだ。いま「ZED」のチケットが簡単に取れるのか、それとも取れないのか、おいらはまったく把握していないけれど、おいらは「ZED」を一見の価値ありと皆に勧めることができる。


「ZED」が、サーカスであることは間違いないけれど、そこにはもはやおいらが想像していたような空中ブランコやらトランポリンやらはない。「ZED」を見るということは、別世界に迷い込むということと同義である。上演時間中、日常の存在は限りなく薄れ、ただただ目の前の想像を絶する世界に酔いしれ涙できる。映画見のおいらは、台詞なくして、よくここまで世界観とストーリーに観客を没入させられるものだなと感心するのである。


あえて本作から受けた心象を説明するなら、【フィフスエレメントの歌手とファイナルファンタジーのラスボスを足して2で割ったような異世界の巨大生物がポニョの母親のように登場して、宙を飛び回りながら奇声とも唄とも判然としない音波を発しながら威圧し、観客を宗教を超越した畏怖で束縛し、その巨大生物の周囲を恐ろしげな天使がひらひらと、そうあれはハリーポッターのディメンターではなかったのか?! そのディメンターが畏怖され動かなくなった観客の魂を吸い取って回るのである。イギギギギギ


そこに、「ZED」を上演するために建造されたシアターが物を言い始める。巨大生物が天高く急上昇(天井が流麗に開く)し、未知なる高みへと昇っていく。おいららがそれにただただ見とれ呆けてふっと気付くや、自分の足もとにあいた巨大な穴に気付かされる。ゾゾゾゾゾゾゾオ、、、、ああ、真理の闇に落とされてはいけないと席を立とうとしたならば、いままでそこにいなかったはずの!(いつ脇に立ったんだ!)ゴブリンが、おいらの肩をガシと掴み、


「ピエロを見なかったかと尋ねてくるのである」


この質問はなんだ、これに答えられなければ、真理の穴に落とされるのだろうか。これは夢なんだろうか。ピエロは舞台の上に、ああ、いつの間にかに目の前にピラミッドが! あのピラミッドの頂点にいるのがピエロ、、、(ピエロ穴に落ちる)、ああ、ピエロは穴に落ちました。もうピエロはいません。(涙が目から零れ落ちる)あのピエロは私の子供だったのです。】といった具合である。ワケワカンナイよッ!


ともあれ、どんな映画からも受けられないような影響を受けられたことは間違いない。これはもはやサーカスやエンターテインメントの単語では説明しきれない出し物である。「コルテオ」はもう終わるけれど、「ZED」は年中見られるので、人生で1度くらいは体験してみてもいいと思うよ。シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」オススメであります。


で、なんでこんなこと書いているんだっけ? ん、ああそうそう「コルテオ」で09年を締めます~って話しね。そうおいらは「コルテオ」で今年1年たまった膿をはき出して浄化されて、新年を迎えようと思うわけです。なんか歳重ねるにつれ早くなるばかりの時間の流れに、自ら意識して点のような楔を打ち込まなければ、折角の心機一転のチャンスもお座なりに過ぎていきそうだからね。なかなか一からスタートするという風には頭が切り替わらないもので、その点あの別世界へのイリュージョン体験は、頭スッカラカンにするには丁度良さそう。今年はまったくダメダメだったけど、来年こそはと期待は捨てない(笑)。


いうわけで、今年もだらだらぐだぐだと内容のない文章を書き続けてしまいました(こんな風に)。お付き合い頂いた皆さまには、本当に感謝の気持ちで一杯です。色々とお世話になりましてありがとうございました。今年の更新はまだ続きますが、この場を借りて年末の挨拶にかえさせていただきます。来年もどうぞ宜しなに。(おわり)