大田原マラソン<試走> | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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大田原マラソンのコースを試走することは、今回サブフォー達成するにあたっての絶対命題とおいらは考えていた。コースを走ったことがある強みが計り知れないことは、2年連続荒川フルに出場して痛いほど理解していたからである、なんてことを書くまでもなく、マリオカートで遊んでいた中学生時分から当然のように知っていた。レースゲームで友だちと対戦なんかをするぶんには、真剣に負けないぞ~なんて言いながらも、コースの下見なんてしないのが通常だが、これが一人で走るタイムアタックとなると違う。真剣にコースを分析して、どこでなにをするべきか入念に計画する。そしてそれを実践できるよう何度も走り込む。そういった努力の積み重ねの上にベストタイムというものは叩き出されるのである。


素人ランナーが実際そこまで拘る必要があるのかおいらも良く分からないけど、おいらが初めてマラソンの走破タイムについて本気で向き合っていることは証明できる。今年の春、たいして走り込みもせずにサブフォーへ挑戦して膝を壊してしまった時とは明らかに異なる。これはもはや遊びじゃない真剣勝負なのである。


がしかし、社会人として無理なものは無理だったという他ない。本当は10月に一度試走し、11月に二度目の試走をしたかったのだが、11月に入るとなかなか時間が取れず、平日の朝仕事前に大田原まで出向いて走るなんてことも結局できず、二度目の試走は不実行に終わる。それでもなお、10月の試走だけで十分に意味があったと言いたい。10月に試走した時には、二度目の試走の計画はなかったので、少しでもイメージを脳内に留めようとそれはもう真剣に試走したものだ。一度も走ってない状況からの差は歴然である。


大田原のコースは、陸連公認コースとなっているくらいだから、非常にフラットなコース設定がなされており、タイムが出やすい印象を受ける。同じコースを2周するのは好き嫌いの分かれるところであろうが、昔競馬を趣味としていたおいらとしては、長い距離は2周するのが当然で、なんの違和感もない。逆に2週目突入!ここから勝負所よ~とモチベーションが上がるから、おいらにとってはプラス材料のほうが多いくらいかも。


一つ本番になってみなければ分からないことは、陸連公認大会のため、いままでおいらが走ったどんな大会とも比較にならないほど運営側の警戒が厳しいであろうこと。たぶん様々な点で遊びが利かない可能性がある。いままでしてきた本当はしてはいけないあんなことやこんなことは大田原ではできないかもだ。でもそれさえ克服すれば、他の大会と違い、公認記録が持てるわけだし、やはりここもプラス材料として考えたい。


コースを試走してみた雑感としては、だだっ広い田畑の中を黙々と走る部分が少なからずあって、そこでは沿道の応援がまったく得られない可能性が高いことがまず気になった。マラソンをやったことのある人なら解ると思うが、沿道の応援の効果はじつはかなり高い。それを得られないのであるから、より自力が必要になる。そして同じくだだっ広いので、おいらが試走した時には向かい風が結構吹いて邪魔だった。これは如何ともし難いけれど、そうだということを知っているだけで意味もある。それにおいらは眼鏡をかけてるから、他ランナーほど、風でダメージを受けるようなこともない。


しかし、試走なんてすると俄然燃えてくる。やる気がでる。当日ここで繰り広げられるであろうドラマを思うと身震いする。おいらはサブフォーを達成させることができるのだろうか。できないのだろうか。これはノンフィクションである。


そんな話しはさておいて、この日は24㎞くらい走ったので、それこそまた脂肪率の減少を食い止めるべく、そりゃあ涙ぐましい食事量を摂取する。多くのランナーが大会に向けて、マラソンの天敵体重を落とすべく、脂肪率を落とすよう書いているが、おいらは真反対のことをやっている。一も二にも脂肪率を増やすことだけに注意を払っている。マラソンの天敵の体重を落とすのは筋肉を落とすことで代用する。たかだがサブフォーに挑戦するレベルの素人ランナーには、それほど筋肉量は必要とされないはず。兎に角おいらが心配しているのは関節部位の故障発生。だから脂肪をたらふく抱え込むのだ。(明日につづく)