2008年観賞データ(後編) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

◇2008年観賞データ(ジャンル別)◇

70本 ヒューマンドラマ

22本 ラブストーリー

20本 アクション

17本 コメディ

16本 社会派ドラマ

15本 ドキュメンタリー

13本 青春ドラマ

12本 ファンタジー

12本 サスペンス

8本 ホラー

4本 バイオレンス

4本 冒険ロマン

4本 SF

2本 ファミリー

2本 パニック

2本 任侠/時代劇

19本 再上映/その他


【雑感】

昨年は、日本アカデミー賞協会員だったこともあって、242本という過去最高の鑑賞数を叩き出してしまいました。それでも観たいもの全部観たのかと言えばそういうわけでもなく、逆に、協会に協力してない映画館の作品と協力している映画館の作品どちらを観るかという二者択一を常に迫られていて、結構観たい物が観られなかったりするケースが多かった。そういう意味では異色の1年でありました。


映画館別で観ると相変わらず渋谷が強くて、昨年は飛び抜けた劇場はなかったけど、ホラーやB級で地位を確立したシアターN渋谷やオバカコメディのムーヴメントを発生させたシネマGAGA!など高いレベルで群雄割拠。ミニシアターブームの立役者だったシネマライズもかける作品の質が劇的に変わり復活の狼煙をあげた。これで低迷中のル・シネマが復活して、駅前に予定してるシネコンが完成したら、渋谷からまた映画ブームが起こせたりするかもだなあ。是非、渋谷から洋画にもう一度火をつけて欲しい。


それはさておき、東京はもうずっと渋谷が強いけど、大手の艦隊方式撤廃で自由を手にした日比谷銀座あたりも非常にラインナップが面白くなってきた感。例年になくおいらも足を運んでしまった。しかし、3年連続で最多鑑賞を記録したシャンテシネは本当に強い。昨年なんて買い付けてあった映画が軒並みオスカーにノミネートされて受賞していった。オスカーにノミネートされたから買ってくるんじゃなくて、買ってあった作品が軒並み受賞していくのだ。作品眼が確かな人がいるんだろうねえ。まあ出来過ぎだから次の年が心配だけどな。


そして、コアな映画ファンしか足を運ばなくなりつつあった新宿地区にも、駅前にシネコンができて一般層を呼び込めて昨年は大層盛り上がった。新宿はミニシアターは軒並み閉館しているけれど、これからはどういう方向に進んでいくのかなあ。要注目ですね。


ジャンル別では一大事件が。ジャンル別5位以内にサスペンスがとうとう消えた(下記参照)。昔は映画の好きなジャンルを調査すると、ラブとサスペンスが均衡していたのに。昨今はラブが断然優勢で一人勝ち状態。作り手もそれを理解しているから、ラブしか作らない。サスペンスを演出できる人も本書ける人も時機淘汰されてしまうかもしらん。ああ心配だ。で、初ランクインしたのがコメディ。昨年は映画ファンになってからもっともコメディを観た年になった。洋画不振のはずなのにコメディには結構お客入っていたよね。まあそれでも作品の絶対数が少ないからブームが来るようなことなく沈静化していくのだろうが。


2004 ①ヒューマン-②ラブ-③アクション-④ドキュメント-⑤サスペンス

2005 ①ヒューマン-②ラブ-③青春-④アクション-⑤サスペンス

2006 ①ヒューマン-②ラブ-③サスペンス-④アクション-⑤ドキュメント

2007 ①ヒューマン-②サスペンス-③ラブ-④社会派-⑤アクション

2008 ①ヒューマン-②ラブ-③アクション-④コメディ-⑤社会派


とにもかくにも、アカデミー賞会員特典を利用して叩き出した242本鑑賞という記録は二度と破られることはないだろう。来年はどのくらい観るかは決めてないけど、徐々にセーブしていきたいなとは思っている。でもこれだけ観ても5点評価未満は38本のみなんだよなあ。だからあんまり見過ぎていると思っていなかったり。でもおいらはロードショー系100本に対してミニシアター系は142本も観ているから、ロードショー系しか観られない環境で242本観ているのとはまったく事情が違うんだよなあ。ロードショー系だけなら鑑賞数100くらいが妥当な数字なのかもね。(おわり)


◇◆映画総合◆◇

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=165869478&owner_id=1064357