湘南音祭前日。(鎌倉観光前編) | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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75日(日)の湘南音祭Vol.3に参加するため、それならばと前日から鎌倉入りして観光なんぞをしてみることにしました。おいらは今回が初の音楽フェス参加。今夏は一季節を音楽で染め上げようと思っているので、そのスタート的イベントになります。珍しく同行者もいるけど、同行者はロックのスタンディングライブは始めてということで少し心配。ともあれ、無事に一季節音楽で染め上げられたらなと思うわけです。


話しを観光のほうに移すけれど、じつはおいらは鎌倉の地に足を踏み入れるのが初めてです。あまり旅行が好きではないから、誰もが行っているようなところに平気で行ってなかったりします。なわけだから、“湘南音祭”はおいらにとっては鎌倉探検の最良のチャンス。是非、始発宇都宮442分に乗って、鎌倉に朝8時前着して日長一日遊び倒したいと、元気一杯「ひゃっほ~い」と目を覚ましておいらが時計に目をやれば、短針は9時をさしているのだった。「む、ならばよし!」


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さっそくスケジュール変更だ。ネットで時刻表計算すると、1039分の湘南新宿ラインで宇都宮から鎌倉へ乗り換えなしで行ける模様。いやあ、いい時代になったもんだねえ。フリーキップで鎌倉周辺2日間乗り降り自由で4900円ぽっきり。はっきり言えば、鎌倉に出るのも東京に出るのも大差がない。都内2日間乗り降り自由で3790円。うん、差なんてないに等しい。鎌倉は思ったより近いし安いな。これはいいぞ。


がしかし、1039分の新宿ラインでは、鎌倉に到着したのが1312分。江ノ電に乗り換えて計画の最初の目的地だった長谷に着いたのが、1329分。七里ヶ浜で朝食を食べて、930分には“長谷”にいるはずだった当初の計画とは4時間も狂いがあった。こうなった以上は、今日は北鎌倉方面の観光は捨てて、のんびりゆる~い観光をするしかあるまい。


最初に目指したのは、鎌倉一二の人気観光地“高徳院の鎌倉大仏”。やはり週末ということもあって、長谷駅から観光客の列ができあがっている。観光情報誌によれば、それでも7月は観光シーズンの谷間なので仏閣巡りをしている観光客数は少なくなるとのことであった。でもこれでも十分多い。流石東の京都と讃えられているだけのことはある。


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到着しました。鎌倉の大仏さま。外に出ている分、奈良の大仏さまとは趣が違いますな。なかなか端正な顔立ちで美形でございます。


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携帯の待ち受け画像にどうぞ。


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背面にまわれば背中からファンネルが飛び出す窓が開いていることがわかる。

うーん、ハイテク。


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20円で体内拝観できるというので入ってみた。大仏さまの作り方は義務教育で教わったものをそのまま憶えているが、しかし、このように体内に入ることをどのように信仰的には帳尻をあわせているのだろうか。中に入って色々と触ったりできるのは、ありがたいことではあるが。なんか“歴史的価値  宗教価値”というような場所だなという感じを受けてしまった。しかし、ここまで津波が来たというのだから凄い。


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“高徳院”を後にして、来た道を戻りながらちょいと右折すれば、“長谷寺”前。“長谷寺”は長谷では外せない観光地の一つだが、なんで外せないのかと聞かれても非常に困る。情報誌によれば、その昔、十一面観音像を二体造り、一体が大和の“長谷寺”に祀られていて、もう一体を近畿から海に流したとか。で、その一体が三浦半島に流れ着き、祀ったのがここ“長谷寺”。今現在も三浦半島には人間の肉片が流れ着く事件が起きている最中。あながちこの言い伝えも嘘ではないのかもね。


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取り敢えず、拝観料をおさめて、中に入ると、おっ7月中旬以降が見頃とされていたキキョウが咲き始めているじゃないか。キキョウも意識して見に行かないとなかなか拝めない花になってしまったからなあ。これは嬉しい誤算である。ありがたやありがたや


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順路通り散策していると、まったく救済されなそうな小地蔵三兄弟。もうありがたさなんて微塵もなく、ただただキャラ化しとる。でも、こういうカワイイ系が襲ってくると怖かったりするんだよなあ、馬鹿にしちゃなんねい。(ああこんなこと書いていいのか)


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出たー、親玉。“和み地蔵”と銘打たれているが、この巨大な図体にこの嫌らしい笑顔。こんな風に彫られたくなかったと石の怨念が満ち満ちているのを感じる。この笑顔を前にして、両手を合わせて拝んだら最後、目を瞑っている間に背中になにかが取り憑きそうで怖い。ああ、なんだ今日のおいらは邪念が渦巻いているぞ。いかん


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長谷寺に安置されている十一面観音菩薩立像は9.18mともあり、木造では日本最大級とのこと。最大“級”というところがうさんくさいが、オーラはないけどなんだかなんだ苦労してきたようで、味わいはある。拝んどこう。あっそうそう、おいらの本鎌倉行脚は、御利益祭りじゃーいと称して、賽銭箱を見付けたら惜しみなく100円を捧げることに決めてあったりします。じゃんじゃん鎌倉に100円玉が喰われていったなあ。これは余談だ。話し戻して、さらに奥には鎌倉七福神のひとつ“大黒天”が祀られておられた。“大黒天”には触ることができて、なかなか艶々されていて御利益もありそう(出世・開運に御利益があるとのこと)。鎌倉は予想外にも7月に入っても紫陽花が咲き誇っていた。だから長谷寺の紫陽花散策路も入場規制されていました(寺で入場規制って)。栃木には紫陽花の名所は至る所にあるので、おいらは紫陽花散策路はスルーして帰ることにします。


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長谷寺からは湘南の展望も楽しめ、花も、キキョウや紫陽花以外にも、種種浦々咲き誇っていて、花なしの7月という情報が嘘のよう。なかなか良いところでございました。画像は変わり種のなんとか紫陽花(忘れてしまった)。


と、このペースで画像アップしていると終わりがみえない。また数日に及ぶ一大観光記になってしまうわい(注意せねば)。さておき、長谷寺を後にして、時計をみやると、予定よりも相当早いことが分かった。この時点で90分くらいはみていたけれど、60分も使ってない。これなら、行けるかもしれない。そう、まさに企画していた、鎌倉クエスト! つまるところの“鎌倉七福神めぐりと三種の神器集め”だ!


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“鎌倉七福神めぐり”とは、その名の通り、鎌倉に点在して祀られている七福神全てにお参りするクエストで、“三種の神器集め”とは、おいらが当初から指定しておいた、鎌倉で手にしようと思っていたお守り三種類をすべて揃えるというもの。前者は、長谷寺ですでに1体目の出世・開運に御利益のある“大黒天”をお参り済み。後者も長谷寺で一つ目の神器“みがわり鈴”を入手しております(ザキをかけられると、おいらの心臓が止まるかわりに、みがわり鈴が割れてくれる)。時間的に微妙だけれども、北鎌倉の有名な寺を巡るのをすでに諦めているおいらなら、やれるかもしれんて。やれるかもしれんて!


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いうわけで、長谷寺から駅にはそのまま向かわずに、ちょっと小道に入り込んで進み、“鎌倉七福神めぐり”の二体目“福禄寿”が祀られている御霊神社へ。“福禄寿”は知恵の向上に御利益のある神様。当初からおいらがもっとも詣るべきだと感じていた神様だったのである。因みに、七福神はほとんど撮影不可。福禄寿は大きなお面が祀ってありました。月日の経過を感じさせるお面はそれなりに風格があり、なかなかでございます。


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しかしリアルな狛犬だな。(怖っ)


ここ“御霊神社”は、鳥居の直ぐ前に踏切があって、鳥居前を江ノ電が通り過ぎるのを楽しむことができるので、人気ポイントらしい。江ノ電を待って冒頭画像を撮影したおいらは、長谷駅から江ノ電に乗って鎌倉駅に戻ったんだけど、それは後編につづく。