勉強月間です。５本目の作品は『ピンクパンサー２』を選んで勉強してきました。１作目より大味な脚本になっていて、スジを追っているだけで気になってしまうところもあるにはあるけど、本作を観ると決めた時点で、そういった普通の映画に求めているようなところは度外視しているわけだから、あまり本作の評として前より酷いとか書く必要性を感じない。おいらが本作を観て感じたのは、思ったとおりの作品を提供されたなという印象。本作ってこのレベルの完成度自体を一つの武器にして、アイデンティティーを獲得しているんだとおいらは思います。だから、ところどころのネタで笑いつつ、いい加減なスジにあきれはて（ここが普通のコメディファンが支持しない理由）、役者の無駄遣いにも文句をつける。そういった一連が本作の魅力なんだと解さないかぎりは、本作はほとんどの映画ファンには有用には機能しないだろうね。観たら観たで楽しいけど、お金払ってまで観たいとは思えない。まあ一種のシリーズファン向け作品かな。