『手打ちそばわっぱ飯 桔梗』(茂木)-蕎麦漫遊記24。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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今回もおいらの基本書「再訪そば処栃木の名店を歩く」に掲載されているお店ですが、そばの名店51に含まれておらず、農村レストランとして紹介されていた40店舗の一店です。時間帯と立地がともに噛み合ったので、茂木警察署仕事の帰りに立ち寄ってみました。


本当は、茂木で蕎麦と言えば、「そば広」さんなんだけど(漫遊記14参照)も、営業時間に間に合わず、それならば、こちらへということになった。茂木の道の駅のなかに入っている蕎麦屋さんだから、それほど美味いということはないであろうと高を括っていた自分が今思い出されてぐうの音も出ない。本当に恥ずかしいことだ。もうちょっと真摯に食に向き合いたいものだ。美味くなかろうなどという気構えで蕎麦屋に入っては行けない。反省しろ、おれ。


「おおきく振りかぶって」によると、食べるときに活性化できる3種類の快楽ホルモン(脳内麻薬)があるそうだ。


1.チロトロピン

これは自分の将来に集中する時に出るホルモンで、食事前「いまから美味しいものが食べられるぞ!」と期待することで出ます。(@出ると幸せになります)


2.【コルチコトロピン】

これは自分の目の前の事に集中する時に出るホルモンで、食事中「うひょ~ぎがんと美味いっすな~」と食事と戯れていると出ます。(@出ると幸せになります)


3.【ドーパミン】

これは終わったことに集中している時に出るホルモンで、食事後にお茶でもすすりつつ、「お菊殿、今日の夕餉は格段美味かったでござるよ」とか、思い返してニヤニヤしていると出ます。(@出ると幸せになります)


つまるところ上から目線いくないよ! さておいて、特段基本書にオススメ品が書いてあるわけでもなかったので、“山菜と野菜の天ざるそば”を注文してみる。


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到着。ほほう。美味しゅうございました。まあ出てきた品は可もなく不可もなくというところだが、不可がないのは特典高いのではないだろうか。やはり地場産の野菜であげた天ぷらは不味いわけもなく、なにより地元茂木産を石臼で製粉したそば粉で打った蕎麦を味わえるのがよい。茂木と蕎麦の歴史はまだ新しいようだが、年々力を入れて収穫を増やしている。石臼で製粉した地元産のそば粉ならもっと美味くていい。ようはそば粉の問題と解釈したい。これが茂木のそば粉で打った蕎麦なのだと。


茂木を代表する蕎麦屋さん「そば広」がいまだ茂木産を使っていないことからも、わかるとおりまだまだ蕎麦の栽培には研究が必要だろうけれど、地元活性のために、挽かれ打たれた蕎麦は、やはり応援したくなるもの。茂木は小麦も生産しているので、つなぎも地場産の小麦という。下手したら100%地場産という“十割そば”ならぬ“二八そば”を打てるかもしれない。“二八そば”なのに100%地場産なんてあまり聞かないのではないか。小麦と蕎麦の双方の生産者の努力次第では、面白い地域になるかもしれない。期待大としておく。


そば湯は、客が頼んでから持ってきてくれるのが嬉しい。


【茂木】手うちそばわっぱ飯 桔梗/山菜と野菜の天ざるそば ☆☆ /そば湯 ☆☆★


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【素材情報】

そば粉:茂木産

薬 味:葱、わさび


【蕎麦まとめページ】

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