TOHOで『レッドクリフ PartⅡ 未来への最終決戦』を観てきました。おいらは前作をたいして評価していないが、２作目にあたる本作は、漫画三国志としてなら十分映画館の観賞に耐えうる作品に仕上げてあったと思います。２作目は、ユーモアをふんだんに盛り込んで笑える映画に仕上ったことで、歴史ものであるという前提それ自体がかなり薄まってくれた（そのぐらいがこの演出と相性がいい）。まあ歴史を映画の題材に利用する上で、ここまで学ぶことがないほどにエンターテインメント化してしまっていいのかという疑問はあるけどね。いやさ言うまい。やはり合戦の映像化というのは、映画それ自体の完成度を置いておいても少なからず意味はある。監督とスタッフこのままで、漫画関ヶ原の合戦とか映画化して欲しいなあ。史実へのリスペクト皆無だからこそできる、ファニーな作品に仕上がるに違いない。え？