参.帰ってきた東京荒川市民マラソン。「前日はうどんで決まりだね」 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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(昨日のつづき)『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』は、ナチスに連れていかれた両親を捜す旅に出た一人のユダヤ人少女の過酷な旅の一部始終を描いた実話の映画化作品だけど、なんと映画完成後に原作者がフィクションであったことを告白してしまったという珍しい映画でもある。トークショーには、ヴェラ・ベルモン監督と主演女優が来場されていたけど、監督の話しがともて面白かった。当初、本作の映画化権はディズニーがとったそうだけど、ディズニーは本作のエンディングをハッピーエンドにしたいと原作者に申し入れ、原作者は実話だから苦労した本人なわけだし、頑なにそれを拒否。映画化の話しは最終的にご破算。それでもってベルモン監督が映画化権を取得できたという話し。それがまた映画完成後に、じつはフィクションでしたって、いやはやまったく。狼に助けられた少女の物語だけに、あれだな、こりゃ。ま、とにもかくにも、とても面白い話しを聞かせてもらえてね、こんなに話しが上手い監督も珍しいと感心しながら拍手で退場する監督を見送っていたら、なんと、目の前の席のフランス人男性がスタンディングオベーションを始めるじゃないですか! いやあこれにはビックリしたね。カルチャーショック。外国人のお客さんも多数来ていたけど立って拍手しているのは彼だけ。でも彼は物怖じもせずに立って拍手をおくり続ける。


この瞬間おいらの中でイベント発生してしまいました。スタンディングオベーション取得イベントですよ。そりゃ起立してまで賛辞をおくりたくない人は座って拍手していればいい。でもおいらは今回に限っては監督のトークの上手さに感心しきりだった。にもかかわらず、立とうとかそういった発想は微塵もわいてこない。そもそも論的においらの中にそういった種を持ち合わせていなかったわけだ。が、目の前の外国人の男性はどうだ。一人でも堂々たるものじゃないか。おいらもそうすべきだった。よし、これからはそうしよう!


【たまは、スタンディングオベーションのアビリティーを取得した】


まっなわけで、フランス映画祭をおいらはオススメしたいと、まあそういうことです。来年是非御一考のほどを。一年一度くらいフランス映画をスクリーンで観て、フランス人と握手したっていいじゃないか! なんつぅ具合で、マラソンの話しに戻しまして、夕方の回を見終えたおいらは、一度チケット売り場まで行ってみた。やはりレイトショー回の当日券が完売していない(ゲストも来場している作品なのに)。ああなんてことだ。おいらが参加して華を添えなくていいのか。でもこのレイトショーに参加したら、帰りは25時くらいになってしまう。サブフォーの目標を達成できないことが確実視されている我が身としては、やはり我慢するほかあるまい。許してくれフランス映画祭。来年は必ず、必ずぅ~


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後ろ髪はっぱられながら、本番同様に重要な前日の夕飯を摂取しに会場を後にする。向かったのは昨年もお世話になった、六本木のうどん屋さん「古奈屋」。ここを知ったのは昨年映画祭の合間に近場でと考えて足を運んだからであるが、いまとなってはここほどマラソン前日の夕食に相応しい店もないとかなり気に入っている。まずなにより、前日の夜に相応しい“うどん”であること。ついで単品に、餅やバナナメニューが豊富であることだ。今年もカレーうどんと揚げもち、豆乳バナナで、万全を期した(しかし、このときおいらは失敗を犯していたのである。カレーうどんを昨年のシンプルなものから変えて、根野菜と五目つくねカレーにしてしまったのだ!)。何を隠そう、おいらはマラソン大会当日、便秘でなかった試しがない。これは1週間ぐらい前からカーボローディングといって、ごはんやパスタなどの糖質中心の食事をとる方法にチャレンジして成功したことがないというのを指し示している。


いままでのマラソン大会では、1週間前くらいから野菜や肉類をとらないことで、大会当日にピンポイントで便秘になってしまっていた。おいらは今回こそは同じ失敗を犯すまいと、野菜や肉類をとらないということを止めてみた。普段便秘とは無縁のおいらが、何故にマラソン当日だけ計ったように便秘にならなければならないのだ。マラソン大会の1週間前くらいから、野菜や肉類をとってはいけない理由とはいったいなんなのだ。調べてみてもおいらを説き伏せるような説得的な説明がない。簡単にいえば“ガスがたまる”程度のことである。“ガスがたまる”からなんなんだ。普段のランニング時同様におならをぷーすかぷーすかしながら走れば済む話しではないか。便秘になるくらいなら、どれだけそっちのほうがマシか。そんな思いから根野菜はタブーとされているのに、前日の夕飯に食べてみることにした。実験的な気持ちもあるにはあったが、まさかあんな災いを呼ぼうとは。(つづく)


【追記】なんつうことを書いていたら、ワイズポリシー破産の報が飛び込んできた。ワイズポリシーといえば、仏映画を中心に配給してきた会社で、資金繰りに四苦八苦していたのは前からだけど、ここに来ての欧州映画及び単館系の不振が効いたとみる。配給会社の社長らは、欧州映画の不振はチャンスだと言っている(作品の買値が安くなるので)けど、おいらとしては「だから言ったんだ、ややこしい事になるって!!」と言っておこう。


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人生初の20㎞走。(前編)

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人生初の20㎞走。(後編)

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初ハーフマラソン体験記(前編)「第2回那須塩原ハーフマラソン」

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初ハーフマラソン体験記(後編)

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初フルマラソン体験記(前編)「河口湖日刊スポーツマラソン」

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初フルマラソン体験記(後編)

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初フルマラソン体験記(後日談)

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東京・荒川市民マラソン in ITABASHI(挑戦動機)

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東京・荒川市民マラソン in ITABASHI(本番当日・前編)

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東京・荒川市民マラソン in ITABASHI(本番当日・後編)

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3回那須塩原ハーフマラソン

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帰ってきた東京荒川市民マラソン①

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帰ってきた東京荒川市民マラソン②

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