『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されているフランス映画祭2009に出向いてきました。観賞作品は『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』です。フランス映画祭は良いこと尽くめなので、少し宣伝を。まず、六本木ヒルズの⑦スクリーンで映画が見られる。六本木の⑦番はスクリーンサイズが日本一の大きさを誇りますので、本来なら⑦番で観られるはずもない単館作品を⑦番で味わう最大のチャンスです。そして、ほとんどの上映作品で、監督や主演俳優のトークショーが行われ、質疑応答などの時間を楽しめます。さらには、トークショー終了後にサイン会が行われるという贅沢さです。昨年は結構な作品で完売となりましたが、今回は、残念ながら空席が目立ちました。ヨーロッパ映画の衰退が叫ばれて久しいけれど、目の当たりした気分でしたね。おいらは東京国際映画祭もフランス映画祭もどちらも楽しんでいるけれど、どっちが面白くて得かと聞かれたら、迷うことなくフランス映画祭のほうをとりますね。今回もヴェラ・ベルモン監督と主演女優のマチルド・ゴファールの面白い話しがきくことができました。サインも丁寧に名前まで入れてもらえましたよ。皆さんも来年は御一考のほどをよろしくお願い致します。(営業か?!)


あっ映画はですね、壮絶な映画でした。これほど過酷な旅路を見たことがありません。主演女優もこれが映画デビューなのですが、普通とてもできないようなことを体当たりで演じきっています。主人公の心証から一歩たりとも踏み外さずに丁寧に寄り添いながら、描ききったヴェラ・ベルモン監督の執念のたまもので、ホロコーストがどうのこうとかではなく、一人の少女の強い思いに涙せずにはいられません。