BRAN-NEW TONE | Тама 公式ブログ 『泥沼に咲くコスモス』

BRAN-NEW TONE



音楽活動の話題。


『約束の-第0章-』と称した、

バンド時代のセルフカヴァーや、
ソロでの新曲のDEMO音源などの、
CD無料配布、

インターネット生配信でのイベントなどが、

一通り終わり、

ここから、本当の、
ソロでの“第1章”の、
始まり。


色々と検討した結果…

昨年の秋、僕は、
進行すれば死に至る、
不治の病にかかってしまい、

いつ死ぬかわからない、
爆弾を抱えて、
生きていくことになった。

だから…

“作品を残す(遺す)”ことを、

最も優先していくこととした。


作品のクオリティにこだわれば、
1年,2年と時間がかかるものを、

クオリティが低くても、
とにかく早く、

楽曲を作品として、
世に出し、世に残し、

聴いていただくことを、
最優先とする方針とした。


具体的には…

僕の一番のネックが、
ギターが弾けないということ。

ギターを含め、
音楽の知識はあって、
作曲もできて、

パソコンの作曲ソフトの、
打ち込み音をメインに、
楽曲を制作している僕だが、

様々な楽器の音の中でも、
エレキギターだけは、

パソコンの打ち込み音では、
忠実な再現は、不可能で…

元々、ビジュアル系ロックバンド出身の、
僕が作る楽曲は、

やはり、エレキギターがメインの、
ロックテイストのナンバーが中心で、

そのエレキギターの音は、
楽曲の要となる。


しかしながら…

バンド時代のセルフカヴァーのDEMO音源では、

サポートのギタリストの方に、
ゲスト参加していただいたり、

バンド時代のギタリストの方の、
過去のDEMO音源を再利用させていただいたりもしたが、

毎回サポートメンバーを探すのも簡単ではなく、
時間がかかってしまう。


そこで…

もう、エレキギターの生音は諦めて、

エレキギターもパソコンの打ち込み音で妥協し、
作品を完成形としてしまう方針に。

エレキギターがパソコンの打ち込み音でいいのであれば、

あとは、もう、
パソコンでの作業あるのみで、

そこに、本業のヴォーカルと、
唯一の弾ける楽器であるエレキベースを、
レコーディングすれば、

すぐにでも、作品は完成する。


それならば、早速、
行動あるのみ。

レコーディング機材を、
新しいものに、買い替えた。

バンド時代から使っていた、
中古で安く購入した、
古いタイプの大きなサイズのものから、

同じメーカーの、持ち運びに便利な、
パソコンとも接続が可能な、
コンパクトサイズのものへ。

ちなみに、以前の機材は、
大昔に、故郷の田舎で、中古で購入し、
全くメーカーも気にせず使っていたが、

買い替えにあたり、
メーカーを確認したところ、

奇遇にも、愛用のエフェクターと同じ、
BOSSの製品であった。

以前の機材が古すぎたので、
あまりにも時代遅れだったのだが、

以前の機材は、
パソコンとの接続はできず、
録音後の編集などもできず、

MIDI音源なども、
パソコンから機材へはアナログ録音で、
機材に録音した音源も、
パソコンへの取り込みはアナログ録音であったが、

今回の機材は、
パソコンと接続して、
録音後に編集なども可能で、

MIDI音源などを、
パソコンからデータで機材へ取り込んだり、
完成した音源は、
データでパソコンへ取り込むこともできる、

デジタルなレコーディング機材だ。


そして、どうやろうか悩んでいた、
ライヴに関しても…

この機材で、たとえば、
ヴォーカルやベースだけオフにして、

スピーカーやアンプに接続して、
音源を流せば、

それをバックに、
ベースを弾きながら歌うという形態で、

すぐにでも、ライヴは可能になる。

それも考慮して、
操作性とコンパクトさを重視して、
今回の機材を選んだ。


そして今回は、新たに、

ベースのエフェクターも購入--

ベース用のシンセサイザー。

ソロになって、

ビジュアル系でもなければ、
ロックでもなければ、
バンドでもなくなったので、

新たな試みとして、

デジタル音やシンセサイザーも駆使して、
ロックバンドっぽくないサウンドの楽曲にも、
挑戦してみたい。

そこで…

せっかく、ソロになって、
ベースを兼任する形態になったので、

シンセベースという形で、
デジタルなサウンドを、
新しい音楽性に取り入れてみようと、

ベース用のリミッター/エンハンサーのエフェクターと同じ、
BOSSのコンパクトエフェクターに、

多彩なデジタルサウンドに変化させる、
シンセサイザー、それもベース用が、
存在したため、購入。

今まで通り、
通常のベースサウンドには、
ベース用のリミッター/エンハンサーのエフェクターで、
音質を調整し、

それとは別で、シンセベースは、
効果音的に使ってみたい。


昨年の秋に無料配布したCDに、
MIDI音源のサンプルバージョンで収録した、

ソロ第1弾の新曲、
『Moon』…

シンセベースも加えて、
新たにアレンジし、

新たな機材で、
新たにレコーディングし、

ソロデビュー曲として、

カップリング曲も収録し、
Music Videoも制作し、

DVD付きシングルCDとして、
リリースをしたいと考えている。


最後に在籍したバンドを脱退した1年後、
ソロでの音楽活動を宣言するも、

当時付き合っていた彼女と色々あって、
ソロ活動開始が延期となり、

当時の仕事にも追われながら、
本当に大変な日々を過ごし、
何もできないまま、1年半が経ち、

元カノと別れて、
ようやく活動が始まったものの、

サポートメンバーとかもいない、
本当に、一人きりの活動で、

同時に、転職をしたりとかもして、

今は、音楽活動よりも、
頑張りたい仕事を見つけ、
仕事などもやりながら、

政治運動など、
音楽以外の活動や趣味などもやっていて、

その果てに、
不治の病にもかかってしまい、

正直、音楽活動に関しては、
もう、誰が見ても、
ほぼ活動は不可能と思われた。

それは、僕自身ですらも…

しかしながら、

この約2年間、

CDの無料配布や、
リリース記念イベントなど、

小さな規模ではあるが、
活動をすることができてきて、

病気にかかった後も、
病気と上手く付き合いながら、

歌を歌い、音楽を奏でることが、
出来てきた。


どんなに活動規模が小さくなっても、
新しい音楽性に変わってしまっても、

僕に、音楽を辞めるという、
選択肢は、ない。

高校時代の波瀾万丈で壮絶な、
転落人生から、

大学時代からの一人での自力での、
人生再起を決意した、

そのきっかけは、

また、音楽をやりたいという、
その想いからだったから。

当時のバンドを活動休止にして、

バンドをやる前に、
めちゃくちゃになった人生を、
建て直さなくては、と…

もちろん、
その壮絶な人生再起劇の果てに今があるから、
音楽を続けたいというのもあるけれど、

その人生再起劇と、その後の人生の中で、

僕の人生再起のために活動休止にしてしまい、
最終的にそのまま解散してしまった、
当時のバンドのメンバーやファンの皆様…

人生再起のために家出をして、
裏切ってしまうことになった、
故郷、家族、友人の存在…

人生再起後に新たに結成を予定していた、
新バンドの白紙撤回、
既存のバンドに途中加入するも、
短い期間での途中脱退、
ソロ活動を宣言するも、
プライベートで色々あって活動延期状態が1年半、

その間、
期待に応えられなかった方々、
離れていってしまった方々、

ずっと応援してくださった方々、
ずっと待っていてくださった方々…

ここに至るまで、
たくさんの犠牲になった存在や、
裏切ってしまうことになった方々がいる以上、

もう、この音楽活動は、
僕一人だけの問題じゃないから…


病気でいつどうなるか、
わからなくなった。

しかしながら…

死に際だから、
できることがある。

せっかく新たに始まった、
ソロでの音楽活動…

歌を、音楽を、
想いを、世界観を、

遺すために、

とにかく行動あるのみで、

悔いのないよう、
活動していきたい。




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