極限の先の『精神世界』 | Тама 公式ブログ 『泥沼に咲くコスモス』

極限の先の『精神世界』



昨日は、ロックバンド、
BUCK-TICKの、

ライヴに、参加してきた。


…音楽は、昔のビジュアル系をメインに、
ロックしか聴かない僕が、

最近は、まさかの、真逆のジャンルである、
流行りの女性アイドルグループ、乃木坂46に、
(音楽のみならず、アイドルとしても、)
夢中になってしまっているが…

…なんと、今年の、
BUCK-TICKの年末ライヴツアーには、

よく乃木坂46の握手会が行われている、
パシフィコ横浜での、公演が…(笑)


…おそらく、他に存在しないであろう、
BUCK-TICKも乃木坂46も好きという僕は、

今回は、横浜公演に、参加することにし、

住んでいる東京・東北部からは、少し遠いが、
神奈川県の横浜へ、遥々と向かい、

乃木坂46の握手会に参加する際と同様、
混雑を避けるため、桜木町から、
ローカルなバスで、会場へ。


…個人的には、いつも、
乃木坂46の握手会に参加しに来ている、
会場であるため、

なんだか、不思議な気分で、

BUCK-TICKのライヴが、
開演した--


※以下、セットリストのネタバレあり。










BUCK-TICK
『THE DAY IN QUESTION 2015』
2015年12月23日
パシフィコ横浜

《SET LIST》
1.ANGELIC CONVERSATION
2.悪の華
3.LADY SKELTON
4.Brain,Whisper,Head,Hate is noise
5.BUSTER
6.狂気のデッドヒート
7.Tight Rope
8.密室
9.スパイダー
10.MISTY ZONE
11.メランコリア
12.ICONOCLASM
13.細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM
14.JUPITER
15.夢見る宇宙
[アンコール(1回目)]
1.形而上 流星
2.太陽ニ殺サレタ
3.die
[アンコール(2回目)]
1.FLAME
2.CLIMAX TOGETHER
3.LOVE ME


毎年恒例の、年末ライヴツアー公演では、
アルバムがリリースされなかった年は、
昔の楽曲も多く披露される傾向にあるため、

…元々、BUCK-TICKは、初期の楽曲のみ、
平穏な人生を送っていた中学時代に聴いていた、
想い出のバンドであったということもあり、
(※2013年12月24日のブログ記事を御参照。)

ダークで繊細な、
代表曲、『悪の華』、

鋭く刺激的な、
『MISTY ZONE』、

妖しく狂おしい、
『ICONOCLASM』、

初期の楽曲ながら、壮大で幻想的な、
『ANGELIC CONVERSATION』と、

鋭く刺激的ながらも切なく感傷的な、
歌謡ビートロックの音楽性で、

若かりし当時の僕の心に沁み、
その繊細さが人格形成にも影響を与えた、

想い出の、初期の楽曲が、

現在の老成された音楽性で、
アレンジされて、披露され、

感動と興奮に、満ち溢れた。


一方で…

昨年(2年前の年末)、BUCK-TICKのライヴに、
初めて参加して以降、聴くようになった、

音楽性が変化して以降の楽曲も、

多様なサウンドが駆使された芸術性と、
ヘヴィでストレートなロックに、
老成された音楽性に、魅力を感じ、

繊細さが進化した、ダークで病的な世界観や、
壮大で哲学的な精神世界にも、

凄惨な高校時代の転落人生により全てを失い、
壮絶な大学時代の人生再起劇からの、
人生再起後も続いてきた波瀾万丈と、

壮絶で波瀾万丈な境遇の果て、闇を経て、
悟り開かれた今の僕は、共感・共鳴し、

初期の楽曲以上に、気に入ってしまい、

…あれから、1年かけて、
レンタルやダウンロード等で、
全曲、集め、聴いており、

それまでは、初期の楽曲のみ、
過去の想い出のバンドに過ぎなかったが、

現在は、全ての楽曲が、
一番好きなバンドとなったため、

初期の楽曲のみならず、披露された全曲、
ライヴを楽しむことができた。


そして、1回目のアンコールでは、

芸術的で哲学的ながらも、激情的な繊細さの、
最新シングル曲、『形而上 流星』や、

暗く悲しい、“死”というテーマが、
壮大で哲学的な世界観で表現された、
『die』が、披露され…

…ただでさえ、壮絶で波瀾万丈な境遇の果て、

これからは、進行すれば死に至る、不治の病も抱えて、
生きていくことになったということもあり、

非常に、心に沁みて、
涙が溢れそうになってしまった…


一方で、2回目のアンコールでは、

ロマンチックで盛大に盛り上がる、
『CLIMAX TOGETHER』や、

病的ながらもポップな、初期の楽曲、
『LOVE ME』が、披露され…

…今回は、持病を抱えての不安もあり、
おとなしく参加するつもりであったのだが、

いつも通り、…いや、
いつも以上に、盛り上がってしまい、

終演後は、治らないはずの病気が、
治ってしまったかのように感じてしまうほど、

とても(精神的に)元気になっていて、

クリスマスの時期に、デートスポットの横浜で、
寒いなか、一人きりでの、帰り道なのに、

街のイルミネーションが綺麗だなぁ~…
…なんて、思いながら、

なんだか、楽しい気分で、
帰っていったのであった(笑)


…そんなBUCK-TICKの最近の楽曲で、
僕が一番好きな曲は、

(今回のライヴでは披露されていないが、)

初期以外の楽曲も聴き始めた昨年の初め、
当時の最新アルバムであった、

『夢見る宇宙』に収録の、
先行シングル曲2曲のうちの1曲、

『MISS TAKE~僕はミス・テイク~』--
(作詞・作曲:今井寿)


美しく壮大なサウンドの、
厳かで深みのあるロックナンバーで、

『親愛なる現実(うつしよ)よ』と、
歌い出し、

サビの歌詞は、

『永遠さえ追い越してゆく
本当に自由な天使

何にもない こんな世界で
飛んでゆく 飛んでゆく』、

最後は、歌い出しと同じ歌詞のカタカナ表記、
『「シンアイナルウツシヨヨ」』で、
歌い終わり、

…永遠さえ追い越していき、極限を越え、
何もない無の境地へ、苦しみから解放され、
孤高に、自由に飛んでゆく、壮大な世界観と、

その世界観とは異なる、現実世界を、
親愛なるものと言ってしまう、
悟り開かれた、哲学的な精神世界に、

苦しみが続いた果て、極限を越え、
悟り開かれた精神世界で、
孤高に生きる、今の僕が、

この上なく、共鳴する曲である。


これからも、BUCK-TICKの、
壮大で哲学的な音楽と共に、

悟り開かれた精神世界で、孤高に、
この現実世界を、生きていく。

…“シンアイナル、
ウツシヨ”を…




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