やさしいこころをはぐくむために | Тама 公式ブログ 『泥沼に咲くコスモス』

やさしいこころをはぐくむために

政治活動の話題。


昨日は、荒川区の社会民主党系・護憲団体の、

荒川区の区立中学校に御勤務の、
学校の教員・職員の労働組合、
『日本教職員組合』(日教組)の、
組合員の方を、御招きしての、

荒川区の学校教育の現状と、
現政権の戦後教育の改悪政策についての、

学習会に、参加してきた。


荒川区の学校教育では、

荒川区は、かつて、被差別部落が存在した、
歴史があるということもあり、

“人権教育”が行われており、

また、戦時中に、空襲被害(『尾久初空襲』)の、
歴史もあるということもあり、

“平和教育”も行われており、

そして、朝鮮人の方々が非常に多く居られ、
朝鮮学校もあるということもあり、

“多文化共生教育”として、

なんと、東京で唯一、
朝鮮学校との交流も行われている。


さらに、荒川区は、貧困層が非常に多く、
充分な教育を受けられない生徒も少なくはないが、

荒川区では、塾に通えない生徒のために、
学校で土曜授業が開講されたり、

教育環境の整備のために、
学校に補助金が支給されたりなど、

教育格差を是正するための、
取り組みも行われている。


…差別や貧困など、様々な事情を抱えた人々が、
困難な境遇に苦労しながらも、
多様なライフスタイルで生活している、荒川区では、

こうして、人権感覚・平和意識・多様性を育む教育や、
教育格差是正への取り組みが、行われている。


しかしながら、問題点もある…

荒川区では、学力向上のため、
全ての区立小中学校で、

“タブレットパソコン”が、
なんと、全ての生徒に配布され、
授業での使用がなされている。

しかしながら、現状は、
タブレット導入による、
学力向上の効果はないどころか、

そもそも、タブレットが作動しない、

さらに、生徒がタブレットを使い、
授業中にゲームをやって遊んでしまうなど、

学力向上や授業進行の、
妨げにもなってしまっているとのこと…

…そして、そんなタブレット導入のために、

なんと、32億円もの、
税金が使われているとのこと…

…それならば、それだけの税金を、

貧困層の生徒への、
教育支援に使うべきであろう。


そして…

荒川区は勿論ながら、戦後の日本では、

戦後平和憲法理念に則った、
平和意識や人権感覚を育む教育が、
行われてきたが…

…教育基本法は、憲法が蔑ろにされた、
国家主義的な内容に、改悪され、

現政権は、戦前の軍事帝国主義的な教育への、
回帰へと向かう、政策を掲げており、

教科書の内容も、過去の侵略戦争を、
正当化・美化するような内容に、
書き換えられようとしている…


戦後平和憲法に反する、
軍事帝国主義的教育に回帰することなく、

憲法理念に則った、
人権教育・平和教育によって、

荒川区民が育まれていくことを、
願っている。




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