トラウマ・セラピー | Тама 公式ブログ 『泥沼に咲くコスモス』

トラウマ・セラピー



…女性アイドルに興味のない僕が、
唯一、例外的に、まさかの、
熱狂的ファンとなってしまった、

女性アイドルグループ、
乃木坂46…


…昨日、

デビュー3周年記念ライヴが開催され、

参加してきたのだが…


…当初、このライヴには、

参加しようかどうか、
悩んでいた…--


…ライヴ会場は、
埼玉県の、西武ドーム。

非常に遠く、遠征になる。

…しかしながら、問題は、
会場が遠いことではない。

僕は、乃木坂46を夢中になって追いかけ、
さらに遠い、関西地方にも、遠征をしてきた。


問題なのは…

…実は、会場がある地域が、

故郷・友人・家族、自分自身さえも、
何もかも、全てを、失った、

凄惨な、高校時代の、
(第一次)転落人生を過ごした、

忌々しい記憶の、
悲劇の地であるということ…


…西武ドームの最寄り駅は、なんと、
高校の最寄り駅の、僅か2駅隣…

…なので、ライヴには参加したいのだが、

会場がある地域には、
行きたくなくて…


そこで…

(本来、この個性的な僕が好きになるものは、
一般大衆からは、あまり好かれないはずなのだが…)

乃木坂46は、人気急上昇中ということもあり、
ライヴのチケットは、入手が難しくなってきており、

特に、今回は、デビュー3周年を記念しての、
一大イベントということもあり、より倍率が高いため、

チケットが取れたら、参加することにした。


…そして、

チケットが、取れてしまった…


…高校時代、何があったのかについては、

過去の境遇について記述した、
2010年12月19日のブログ記事を、
御参照いただきたいが…

…正直、地名すらも聞きたくない、
忌々しい記憶の悲劇の地…

…チケットが取れてもなお、
参加を決めかねていた…


…しかしながら、この機会に、

凄惨な高校時代の(第一次)転落人生を過ごした、
忌々しい記憶の悲劇の地で、

乃木坂46のライヴに参加し、
乃木坂46との幸せな想い出の地に変え、

不幸な過去を、
“清算”することにした--


…実は、この不幸な過去の清算は、

既に、3年前に、
一度、行なっていた--

当時、付き合っていた彼女と、

(西武ドームと同じ場所にある、)
西武園遊園地へ、旅行デートに出かけ、

当時の彼女との幸せな想い出の地に変え、

不幸な過去を、清算したのであった。

(※2012年3月26日のブログ記事を御参照。)


しかしながら…

悲しいことに、その後、
当時の彼女は、なんと、

ただでさえ、凄惨な(第一次)転落人生により、
何もかも全てを失い、

家出をしての、各地を転々としての、

大学に通いながら、
生活費や家賃や学費のための、
アルバイトもしながらの、

孤独で壮絶な、人生再起劇の果て、

築き上げた、再起後の人生を、

再びの壊滅の危機(第二次転落人生)へと、
導いたのであった…


…そして、そんな辛かった時、心支えとなり、

過酷な闘いの勝利と改めての再スタートへと導き、
人生と命を救ってくれたのが、

乃木坂46であった…


…なので、(当時の彼女に感謝はしているが…)

3年前の、当時の彼女と行なった、
不幸な過去の清算は、

“無効”とし、

乃木坂46と、
不幸な過去の清算を、

やり直すこととなった。


…こうして、乃木坂46の、
デビュー3周年記念ライヴに参加するため、

西武ドームへ、
遠征することとなった--


…一般的には、

まずは、新幹線や長距離列車で、
埼玉県の、県最大都市へ行き、

僕の故郷でもある、
県北西部を走るローカル線に乗り換え、

…ここからは、高校時代当時の、
長距離通学経路にもなり、
(※故郷と高校は、同じ県内だが、違う地域圏)

県北西部の中心都市で、
県南西部へ向かう長距離列車に乗り換え、

県南西部の中心都市で、
当時の高校や今回のライヴ会場がある、
郊外へ向かう観光ローカル線に乗り換え、

終点の、会場の最寄り駅へ、アクセスする。

3年前も、この経路であった。


しかしながら…

今回は、3年前とは違い、一人きりで、

当時の通学経路を経由して、

当時の高校の地域圏の、
広範囲や中心都市をも通るのは、

忌々しい悲劇の記憶を甦らせ、
極めて精神的に苦痛であり、

当時の誰かに遭遇してしまうかもしれず、
非常に危険である…


そこで…

…実は、この地域は、山に囲まれており、

一般的な経路側とは逆側は、
山脈を隔てて、

東京だが西部の奥地の最果ての、
奥多摩地域と、隣接しており、

実際に高校時代を過ごしたため、
よく知っているのだが、

この両地域は、山脈と県境を隔てているため、
隣接はしているが、往来がないため、

当時の誰かに遭遇する危険性もなく、
混雑を避けることもできるので、

東京の奥多摩地域から、山を越えて、
一般的な経路を、一切、通ることなく、
逆側から、アクセスすることに。


…まずは、同じ東京だが、真逆の東部の、
さらに北部の郊外の、荒川区から、遥々と、

長距離列車も乗り継ぎ、西部の奥地の最果ての、
東京だが自然豊かな山奥である、奥多摩地域方面へ。

国分寺で、ローカル線の、多摩湖線に乗り換え、
山を越え、そして、県境を越え、

当時の高校や今回のライヴ会場の地域圏である、
埼玉県・南西部ではあるが、
奥地の湖の端にある駅に辿り着き、

さらに、森の中の湖沿いを走る、
観光路面電車の、山口線に乗り換え、
会場の最寄り駅へ。

…こうして、無事、
西武ドームに、到着。


…西武ドームは、

ドームとは名ばかりの、
半野外のスタジアム…

…山奥の湖畔の森の中にあり、

この真冬の季節は、
極寒である…


…そんな極寒の会場で、

乃木坂46のデビュー記念日ライヴ、
『BIRTHDAY LIVE』は、

毎年、過去の全楽曲が、披露されるため、

今年は、なんと、7時間もの、
長時間ライヴとなる…


…なので、自身で、防寒対策を万全に行い、

会場でも、防寒対策として、

グループのロゴ入りの、
ポンチョが、無料配布された。


ちなみに、グッズ販売は、

7時間もの長時間ライヴでは、
時間の都合上、当日に会場では行えないため、

前日に、東京都内で行われ、

南千住からは、少し遠いが、
時間はかかるものの、路面電車で行ける、
池袋が、販売会場であったため、

購入しに行ってきたのだが…

…まさか、5時間も並ぶとは(笑)


…5時間かけて、今回は、

高校時代の、凄惨な転落人生の、
不幸な過去の清算ということで、

『乃木坂46と青春をやり直す』をテーマに、

“卒業アルバム”を連想して、
公式フォトアルバムと、

“クラスTシャツ”を連想して、
ライヴTシャツを、購入。

さらに、前回のイベント参加時から、
購入するようになった、

ランダム生写真も、購入。

そして、今回のグッズ販売では、
メンバーのサイン入りポストカードが、
3000円購入ごとに1枚、ランダムで配布され、

橋本奈々未さんのサイン入りポストカードを、
受け取った。


…こうして、高校時代に、
凄惨な転落人生を過ごした地にて、

…寒さのせいなのか、
忌々しい悲劇の記憶のせいなのか…

…震えながら、

…防寒対策なのか、
当時の誰かとの遭遇を恐れているのか…

…ネックウォーマーで、
顔を隠したまま、

ライヴは、開演した--


乃木坂46
『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』
2015年2月22日
西武ドーム

《SET LIST》
1.ぐるぐるカーテン
2.会いたかったかもしれない
3.左胸の勇気
4.白い雲に乗って
5.乃木坂の詩
6.失いたくないから
7.おいでシャンプー
8.ハウス!
9.心の薬
10.狼に口笛を
11.水玉模様
12.偶然を言い訳にして
13.走れ!Bicycle
14.人はなぜ走るのか?
15.海流の島よ
16.涙がまだ悲しみだった頃
17.せっかちなかたつむり
18.音が出ないギター
19.制服のマネキン
20.指望遠鏡
21.やさしさなら間に合ってる
22.ここじゃないどこか
23.春のメロディー
24.渋谷ブルース
25.君の名は希望
26.ロマンティックいか焼き
27.シャキイズム
28.サイコキネシスの可能性
29.でこぴん
30.13日の金曜日
31.ガールズルール
32.人間という楽器
33.コウモリよ
34.世界で一番 孤独なLover
35.扇風機
36.他の星から
37.バレッタ
38.私のために 誰かのために
39.やさしさとは
40.初恋の人を今でも
41.月の大きさ
42.そんなバカな…
43.気づいたら片想い
44.吐息のメソッド
45.生まれたままで
46.孤独兄弟
47.ダンケシェーン
48.ロマンスのスタート
49.夏のFree&Easy
50.何もできずにそばにいる
51.ここにいる理由
52.その先の出口
53.無口なライオン
54.僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
55.あなたのために弾きたい
56.自由の彼方
57.僕がいる場所
58.なぞの落書き
59.誰かは味方
60.革命の馬
61.傾斜する
62.ひとりよがり
63.転がった鐘を鳴らせ!
64.Tender days
65.遠回りの愛情
66.私、起きる。
67.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
68.何度目の青空か?
[アンコール]
1.ハウス!(2回目)
2.会いたかったかもしれない(2回目)
3.13日の金曜日(2回目)
4.命は美しい(新曲)
5.乃木坂の詩(2回目)


今回の座席は、広大なスタジアムの、
スタンド席であったため、

ステージからは、とても遠く、
ほとんど見えなかったが、

会場全体の光景を見渡すことができ、

モニターや双眼鏡も通して、

ピュアで感傷的ながらも、
時にアップビートで激しく、
時に切なく哲学的で繊細な、
時に昔懐かしく、時にロックな、

多彩な音楽性と世界観の、
素晴らしい楽曲、全69曲の、

迫力のダンスパフォーマンスや、
メンバーによる楽器の生演奏などの、

ライヴパフォーマンスを、
生で観ることができ、

時には盛り上がり、時には感動に浸り、
時には聴き入り、時には観入り、

卒業してしまう、畠中清羅さんの、
最後のライヴパフォーマンスを、
見送ることもでき、

色々とあった、松村沙友理さんの、
上達したダンスパフォーマンスを観て、
再起していっている様子を感じることもでき、

7時間もの長時間ライヴなのに、
全く、飽きることもなく、

むしろ、まだまだ続いてほしいくらいに、
とても楽しいライヴであった。


…こうして、真冬の、
山奥の湖畔の森の中の、
半野外スタジアムでの、

7時間もの長時間ライヴを終え、

極寒のはずなのに、
なんだか、暖かくて、

7時間もの長時間ライヴだったのに、
あまり、疲労もなくて…

…けれど、最後の最後まで、

ネックウォーマーで、
顔は隠したまま、

会場から帰っていく人々とは、逆方面へ、
山を越えて、帰っていった。


…これで、不幸な過去が消えるわけでもなければ、
それにより失ったものが戻るわけでもなければ、
その心の苦しみが癒えるわけでもない。

しかしながら…

そんなにも凄惨で不幸な過去を過ごした、
忌々しい記憶の悲劇の地に、

こんなにも、素敵で、幸せな、
想い出を、刻んでくれた、

乃木坂46に、

この上なく、
感謝したい。




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