～月について～
地上に月のサイクルがもたらすもののひとつに、
原初の欲求や生存本能に関する事柄があります。
例えば、生命を維持するための活動といえば、
寝たり、食べたり、排せつしたりという
体の要求に反応するものもあれば、
危機や危険なものから
本能的に身を守る反応もあります。
生きるために必要な様々な生存欲求は
月に蓄えられた情報がもとになっていて、
発達の過程で周りから無意識的に吸収したものが
記憶となって潜在意識下にプールされ、
日常生活でほぼ自動的に反復・再生します。
幼い頃は原始的な脳のエリアを使って
恐れと安心、危険と安全、
喜怒哀楽と快・不快……を察知し分けているのですネ。
月の年齢域が０～７才とされるように、
生まれ育った環境や養育者から受けた影響を
刷り込むように覚え、模倣し、
感情と記憶を結び付けるため、
それらは深く染みついた習慣となって現れます。
これらの感情と直結した様々なパターン行動というのは
思考を介さない行動になるため、
覚え込んだ行動や反応の仕方を
より現状に合うよう自発的に変化させることが困難です。
太陽と違って月は受け身なので、
月が学習したパターンを変えるには
そのためのサポートや、
特定の鍛練が必要になるでしょう。
～月を使って“安心”を見つけよう～
月が安全か否かの判断をする時、
それは本能的・感情的に行われます。
主に月のエレメントにそれが示されますので、
あなたにとっての安心感・安全弁を再確認して
あなたならではの月のリラックス法を確立させましょう。
簡単にわけると、
土や水のエレメントは感情や身体や物質面での充足、
火や風のエレメントは現実や責務から離れたところに
充足感を見出します。
参考例）
・健康と体の安らぎに安心をおぼえる
・情緒的なつながりに安心感を抱く
・感情的な触れ合いがあると落ち着く
・好きなモノに囲まれているとくつろぐ
・貯金、お金に関する事柄で安心感を得る
・隠れ家のような部屋・場所でくつろぐ
・古くて情緒あふれる場所にトリップすると落ち着く
・こねたりまぜたりして作りたいものをつくると元気になる
・特定の人と特定の場所でいつものように過ごすとホッとする
・空想や精神世界などにひたると生命力が回復する
……etc.
おおまかにご自分の“安心の方法”を見つけたら、
今度は身近な家族や
親しい人の好む安心の仕方をチェックすると
意外な発見があると思います。
その人にとって何が安心で、何にリラックスするのか理解すると、
休暇の過し方やリフレッシュの仕方に
バリエーションがでてきて
小さな日常がさらに楽しくなると思います。
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