菜食陰徳利権 | なにげない日々の風景。

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描いた絵、家の動物のこと、健康に良さそうなこと、
一個人の日々のできごとなどをのんびり綴ってゆこうと思います

日本の政治のことぼんやり考えてました‥

政治家や国会議員はみんな精進料理を食べる禅宗の人がやることになったらおもしろい。



いろんなストーリー考えたりして----




禅宗の人、少なくとも禅寺で修行をおえた人が政治家になったら

仏教が主体なのだから殺生をしない、「とん・じん・ち(貪り、執着、愚痴)」をしないことをベースに、

仕事は「作務」と呼ばれるようになる。政治家自身は精進料理を食べることを法律で定め、

国際紛争があったら仏教的観点で対応し、戦争は引き起こさない。平和解決する。

アメリカや中国に対しては「足るを知る」のzen mindで交渉する。

原発のように多くの生態系の犠牲を強いるのもやめて自然との共存を目指す。

禅の政治家は托鉢をし国民からは常にお布施をいただいて生活をする。。。



国民はというとまだ肉や卵などバランス良いとされている食事をする生活をしているのだが

なぜだかいつまで経っても病気やガンが減らないでいる。


禅の政治家だけが健康に長生きもでき生き生きとくらしていることに

そのうち国民は疑念をいだき始め、いつしか不満をいだくようになる。


政治家だけが菜食をするなんて許せない!しかも陰徳まで積んでいる!と

「菜食陰徳利権」なるものがあるのではないかとマスコミも報じ始め

30品目をやめよう!とデモが起こる。

一般家庭の食卓では精進料理を食べるよう、やっきになる。


結果、やはり風邪もひきにくくなった、アレルギーが治まったなどの声が

聞かれるようになり、医療費もかかることがなくなる。


薬の需要の減った製薬会社は「予防医学」なるものに力を入れ、病気を未然に

防ぐための製品作りに切り替える。医師は週末断食や青汁の作り方などを

患者に提供するようになる。


農家の人々は国民の声を取り入れざるを得なくなりほとんどが穀物、野菜、果物の生産に切り替える。

牛や豚を食べるなんて考えられない!という風潮が日本では一般的となる。

かわりに牛をペットとして見るようになり牛ちゃん用ひづめ専用靴や豚ちゃん用の乳母車も出てくる。


仕事帰りの中年男性は「仕事が終わった後の野菜サラダは最高です」と言い

10代の子からは「炊きたての玄米の味ってヤバくね?」という声が聞かれるようになる。

マクドなどのファーストフードメーカーも消費者のニーズに併せて

ファーストフード店バージョンスローフードを売りにし、精進玄米バーガーが売れるようになる。


うりたまページ
(野菜を売りとしたバイキング形式のレストランが人気!

アラフォーを中心に女性達に圧倒的支持を得ているが男性客も増えている

2013年3月10日 朝日新聞朝刊)




禅の政治家が政治の主導権をとりはじめて、何十年も経ち、

やがて平均寿命が伸び、80を過ぎても元気に働きたいと意欲をもやす人も増えてくる。

若い人間と同等のスタミナをつけることができるようになり、仕事面での体力も

若い者となんら変わりがなくなる。むしろ経験がある分、非常に良い仕事ができる。

年齢のいった人ほど重宝される世の中となり、年金などいらないと辞退するものも多く出てくるようになる。


禅の政治家さんは

「正しいことでもなんでも理屈で人に押しつけるのはエエことありまへんな。

それとなく態度で伝えなあきまへん」との一言のみ。


こうして精進料理が日本中で当たり前となり皆が健康となり、

国民の不満もなくなり世界一幸せ度を感じる国民としてデンマークやブータンを追い越す。


世界各国の人々がそんな幸せな日本を一目みたいとぞくぞくと訪れるようになる。

そして経済も活性化し、日本は世界のお手本として繁栄してゆく。



あ-めでだしめでたし。




なあんて私が考えたフィクションストーリー。こんな風になったらいいな。

(特定の人物や団体を書いたものではありませんのでご了承ください
新聞は本日の朝日新聞から掲載)