「日本人の9割に英語はいらない」
~英語業界のカモになるな!~ 英語ができてもバカはバカ 成毛 眞
祥伝社 1400円
著者はマイクロソフト元社長。
過激なことも書いてありますが内容は非常に同意できるものでした。
社内公用語を英語にしている楽○やユ○ク○の馬鹿さ加減は如何ほどかの
痛烈批判もうなずけました。
テレビのCMでも英語をしゃべる子どもがでてきて
I can do that !などしゃべり「国際人になろう!」という英会話のCM
ありますがアホか!といいたいです。
英語さえしゃべることができる=国際人なのか!?
だったら
アメリカ人=国際人なのか!?
英語を全国民に押しつけるのはただアメリカの経済戦略に
巻き込まれているだけではないですか!
イギリスなどの元植民地だった国では母国語があるのに
英語を話さなければならない状況に
憂いを感じているのにもかかわらず日本は自らそうなろうとしている。
アホか!!としか言いようがない。
「はじめに」の部分ですごく良いことが書いてありました
リーマンショックのせいで世界中を不況に陥れ、石油を最も消費して
地球環境を破壊し戦争をいやというほどするのもアメリカであり
わざわざこのような英語圏の人と同類になりさがることはない!とありました。
これについては本当に溜飲が下がりました。
全編に亘って本当に英語が必要でもないのに英語を勉強することの
時間のムダ、労力のムダについて書かれてあります。
納得できる素晴らしい内容です。
ただ一点、洋書は読んでも英語力のためにはならないとあるのには
賛成できませんでした。簡単な内容の本でもよいので
洋書を数多く読むと私自身、英語力が上がったと感じました。
読んで理解できる最大のスピードより早いスピードの内容は
聞いても理解できません。
日本語の本を沢山読めば日本語力がつくと感じますし
言語に関係なく読む力を鍛えることは重要なことだと思います。