初めての注文作品のこと | なにげない日々の風景。

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描いた絵、家の動物のこと、健康に良さそうなこと、
一個人の日々のできごとなどをのんびり綴ってゆこうと思います



うりたまページ


ランの花の絵 サムホールサイズ           


家に咲いていたランの花を油彩で描いたものです。

知り合いの人から頼まれて描いた作品です。

注文を受けて絵を描く、なんて生まれて初めてでした。

今は美容室の店舗に飾っていただいてます。

多くの人の目に触れるなんてこんなにうれしいことはありません。

ありがとうございます。



最初は「絵を頼んでもらえた!うれしい~」と思ってルンルンで描き始めたのですよ。

ところがところが‥


精魂込めて描いて仕上がってゆくにしたがって

自分が描いた絵にどうしても愛着が湧いてしまうんです。

仕上がるのに長いことかかってしまったし。

お金と引き換えに手放すということに複雑な気持ちが起こりました。

最初から人が買うものだとわかっていても、です。


しかし裏返せば

手放したくなくなるほど自分なりに最高の力を出したものを提供できたんだと思えます。

それは自信を持って胸を張れる!


絵(原画)を売る、って結構複雑な心境になるものなんですねえ。

本みたいに量産できたらいいのに。

漫画みたいに原画は手元においておけたらいいのに。


大げさですが自分のこどもが離れてゆくような

自分の分身が離れてゆくような

子供もいないのにこんな心境になっておかしいんですけど


うれしいのと寂しいのとが入り混じった気持ち。


画家やってる友達に、

「絵が売れて手放すときってどんな気持ち?」って一度聞いてみよう。

プロでやっている人も多くの人が同じ気持ちになるようですから。