想いを寄せる。

今夜もどれだけのひとたちが眠れない夜を過ごしているのか


相変わらず強い余震、雨や風


水が足りない、物資が届かない、近づけない


不安を倍増させることばも多い。


せめてみんなの気持ちは寄り添えますように。



今日はひさしぶりにライブに出かけました。


旦那さんにお願いして時間をもらい出かけた


中田裕二ツアーファイナル@中野サンプラザ。


「ｆａｃｅ」にきてくれたのは１月でした。


５年前に彼の故郷を襲った東日本大震災


発生の数日後にその想いを歌に込めてYoutubeにあげられた


「ひかりのまち」という曲


彼が所属していたバンド・椿屋四重奏を結成したのは仙台


そして、彼の出身は熊本です。


今日、中野サンプラザのステージで


アンコールのときに


熊本のことについて言葉にしようとして


でも、どうにもならずなにも言えず


苦悩の表情でしばらく黙ったあと


「うたいます」と言って


地元である熊本を想ってこの歌をギター一本で、ひとりで唄いました。


ライブ後の挨拶でも口にするのはただただ


「熊本に、九州に力を貸してください」という言葉だけ。


今日は彼の誕生日でもあったそうです。


会場に設置されていた募金箱からは


溢れ出しそうなお札が見えました。


音楽の力、音楽が生み出す力、どうか届きますように。