皆さんこんにちは。

たまです。

 

函館旅行の続きをお送りします。

2日目、起きたところからスタート!

 

 

函館旅行記 Vol.2

 

 

Vo.1(前回)はこちら

 

 

■2日目(12/6)
6時間ほどの睡眠で、朝9時に起床。
前述の通り坂道で転倒した時の怪我の痛みは激しかったのですが、
疲労はなく体調も良好です。
起きてすぐに行動を開始します。
この日は函館市電乗り放題券を利用。一日乗り倒してやります。

 


最初の目的地は、函館朝市
函館駅のすぐ近くにある市場で、美味しい海産物が食べられると評判の名所です。
朝市といえば朝早くしか営業していないところも多いのですが、
こちらは昼くらいまで営業している店が多く、9時起きで行っても大丈夫。

海鮮丼を食べました。
さすが港の朝市、魚がめっちゃ新鮮で美味しかったですね。
あおさの味噌汁も美味。

 

 


海鮮丼があまりに美味しかったので、追加でホタテ貝焼も注文。
ホタテは函館の名物のひとつです。

これがマジで絶品!!
まず焼いている時の匂いが凄く良くて、それに気を取られて写真を撮り忘れました(笑)
焼いたホタテを口に入れると、ホタテ味のお餅かってくらい噛み応えがあります。
そして2回くらい噛むとホタテの旨味がワッと口の中に広がって、
その感覚がなんとも言えない快感。
さすが名物と言われる一品、今まで食べたホタテの中で一番美味しかったです。
マジ最高でした!

朝市をうろついていたら、花丸というお店を見つけました。
ノcノ,,・o・,,ノレ <未来ずら~!


他にも食べてみたいものはたくさんあったのですが、この日は食事リストが
いろいろあったので朝市では以上で我慢。
函館市電で次のスポットを目指しました。

 

 


終点の一つ、函館山の麓の谷地頭までやってきました。
ここから徒歩で少し函館山に登ります。
夜の間に降った雪が積もっており、前日の教訓から慎重に山登りを敢行。

 

 

 

 

 


人っ子一人いない雪の山道に踏み入り、辿り着いた目的地。
碧血碑

函館戦争において敗北した旧幕府軍の死者を弔う慰霊碑です。

戦争終結後、賊軍である旧幕府軍の死者は埋葬することさえ政府から禁じられ、
その遺体は野晒しになっていたのですが、哀れんだ函館の侠客が政府から
咎められながらも埋葬を実施。
男気を見せて政府を折れさせ、この慰霊碑を建立したという経緯があります。

言ってしまえばただの慰霊碑。
来るのも少し大変で、他のスポットと違い私以外の観光客は誰もいませんでした。
でも、私はどうしてもこの場所に来たかったのです。
今回の旅の目的のうち、大きなウェイトを占めてさえいました。

賊軍となった旧幕府軍。
時勢を読めず朝廷に銃口を向け、戦いに敗れた彼らを人は愚かと評します。
しかし、遥か京都から会津、東北と転戦し、北の大地まで戦い抜いた者達が愚かだとは、
ましてや敗者、負け犬だとは、私にはとても思えません。
激戦地となった函館山に眠る彼らを、私は尊敬してやまないのです。
筆頭とされる土方歳三はもちろん、末端の兵士まで戦闘に参加した全員が
英霊だと私は思います。

鳥羽伏見、会津若松と戊辰戦争の跡地を巡る中で、私は上記の様な想いを抱きました。
その想いを、この函館の地、碧血碑に伝えたいという意志が、
函館旅行の大きな理由になったことは間違いありません。

 


ただの自己満足だと自認しつつ、この静謐な場所でしばらく物思いに耽っていました。
モノがモノなので地元では心霊スポットの一つに数えられているらしく、
肝試しにくる若者もいるようですが、少なくとも茶化す気持ちは微塵もなかったので、
長時間の滞在も英霊の方々はお許し頂けるのではないかと勝手に考えています。
心行くまで弔わせて頂きました。

 

 

 


碧血碑からは徒歩で函館山を散歩。
途中には函館八幡宮がありました。


道路がまっすぐに伸びる様子は爽快ですね。
八幡宮の中には入らず、目の前を通過。

 


時間があったので、もう一度函館山にロープウェイで登ることにしました。
前夜にも登っていましたが、昼と夜では見え方も違うかな、と。

前夜には人が多くて写真を撮っていませんでしたが、ロープウェイ乗り場も
サンシャインの聖地です。Aqours 1年生組と理亞ちゃんがラジオ出演したシーン。
ここは実際にラジオのブースになっていて、私が訪れた時もラジオ配信中でした。

 

 

 


函館山頂は、人でごった返していた前夜とは異なり、閑散としていました。
しかしそこから見える景色は、夜景に勝るとも劣らない美しいもの。
遥か彼方の山々まで見渡すことができます。


函館市の隣、北斗市もくっきり。


人によるとは思いますが、函館山は個人的には昼に行った方が
楽しめるんじゃないかと思いました。
夜景は確かに綺麗なんですけど、本当に人が多くて、あんまりのんびり
できないんですよね。ロープウェイもすっごい並びますし。
綺麗な景色はある程度の時間をかけてゆっくり眺めるのが好きなので、
トータルでは昼の方が良かったです。


函館山を下った後は、徒歩で次のスポットへ。
再び聖ヨハネ教会を通過。

 


八幡坂にも再び来ました。
サンシャインの作中でもAqoursが昼に訪れて坂を見下ろすシーンがありましたね。、
再現率が高いなぁ。

 

 

 


坂の上には、理亞ちゃんと聖良さんが通う函館聖泉女子高等学院
モデルになった高校があります。
ここも再現率が高いですね!

 

作中では女子高でしたが実際の学校は共学。
前日の訪問時、下校中の男子高校生が楽しそうに連れ立って下校していました。
この高校に通ってたら景色が綺麗だっただろうなぁ。。。
 

 


さて、次のスポットはここからすぐ近くにある喫茶店。
碧血碑と並び、今回の旅の目的として大きなウェイトを占めています。

 

 


ラブライバーならピンとくることでしょう。
茶房 菊泉さん
劇中で理亞ちゃんと聖良さんの家のモデルになり、何度も登場した聖地です。

 


初めて訪れた場所なのに、見慣れたような安心感。
営業中なのは確認済み、さっそく入店します。
ちょうど雪が舞いはじめて冷えてきたので、暖まらせていただきましょう・・・!

入店すると、店員さんが出迎えてくれると同時に「ライバーさんですか?」とのご質問。
男一人で来るのはだいたいラブライバーなんでしょう。
ただし私はこの時、「大場(だいば)さんですか?」と聞かれたと空耳をして、
顔見知りかご予約された方と勘違いされたのかと思って「あ、いや・・・」と
コミュ障を発動。ラブライバーではないと勘違いをさせてしまいました。
すぐに「ラブライバーです!」と訂正しましたが、お手数をおかけし
大変申し訳ございませんでした。。。

理亞ちゃんのお部屋には他のお客さんがいらっしゃいましたので、
別の座敷の部屋にご案内いただきました。
Dazzling White Town の MV のアニメパートで、理亞ちゃんと聖良さんが
お話ししていたお部屋です。

まさに聖良さんが座っている場所に、私も着座。
これはもう、俺=聖良さんと言っても過言ではないのでは?(過言だよ)

この座敷には囲炉裏がありました。
現役の囲炉裏を使わせてもらうのは初めて。
こたつやヒーターとは違う暖かさがありますね!

 


注文を済ませたタイミングで理亞ちゃんの部屋が空いたので、
店員さんのご厚意で移動させて頂きました。
ドアを通ると、そこは・・・

 

 

 

 

 

 


理亞ちゃんの部屋だー!!

 

 


部屋の間取りから窓の位置、机やベッド、棚など作中通り。
飾ってあるポスターのも一致しています。
ファン向けに寝そべりやタペストリーで装飾されていて、
サンシャインの酒井監督の直筆サインもありました。
これは感動・・・!
今、理亞ちゃんの部屋にいるんだ」という実感と相まって、
部屋に入ってから少しの間、言葉になりませんでした。

 

 

 


突っ立ってもいられないので、僭越ながらテーブルに陣取らせていただきました。
赤い矢印のテーブルです。

理亞ちゃん、失礼します・・・!


移動してほどなく、注文したくじら汁が運ばれてきました。
くじら汁は北海道の南部地域で伝承されている郷土料理です。
函館以外では東北や新潟でも食べられていますが、正月料理として定着して
いるのは函館周辺だけのようです。
訪れたのが12月だったので、タイミングが良かったですね。
菊泉さんでは味を選べるので、味噌味にしました。


人生初のくじら汁。
めちゃくちゃ美味しかったです。
たっぷり入った根菜とくじらが独自の味わいを演出。
雪で冷えた身体には余計に染み渡ります。
冷めないように注意しつつ、ゆっくりと頂きました。

食後のコーヒーも堪能。
丁寧に煎れて下さっているのでしょう、こちらも心身に染み渡りました。



あまりに居心地が良くてゆっくりしていたせいで、
気がついたら1時間も滞在してしまいました。
嫌な顔をせずもてなして頂き、店内のご紹介までして頂いた店員さんには
感謝しかありません。とても満ち足りた時間を過ごせました。

 

茶房 菊泉さん。
最高のお店でした!!

 

 



散歩を再開。
次の目的地は、こちらも観光名所・旧函館区公会堂です。

旧公会堂に至るこの階段は・・・

 


サンシャインの劇場版で SaintSnow Believe Again を披露した場所。
ここもそのまんまだ!

 

 


階段を上がると、目的地の旧函館区公会堂の建物があります。
明治時代に建築された歴史的な建造物で、国の重要文化財に指定されています。

 

こちらもサンシャインの作中で登場。
Believe Again の後半は門の前でパフォーマンスされていて、
Dazzling White Town でもラスサビで背景になっています。

 

 


昨年の春まで補修工事が行われており、2年半ほど中に入ることはできませんでした。
劇場版を機に函館に聖地巡礼に来ていたラブライバーは、外からしか見ることが
できなかったんですよね。
せっかく中に入れるようになっていたので、入場してみました。

 


中は博物館になっていると同時に、建物自体が展示物のようなものなので、
どこを見ても見応えがあり、視線が落ち着きません。
建物内で貸衣装と写真撮影のサービスも実施されており、
外国人の方が撮影されていました。

 


個人的に明治時代の建物ってすごく好きです。
日本の西洋化の始まりって感じで、レトロでありながら現在でも見られる構造が
あちこちに見られます。さながら時代の変遷の生き証人でしょう。

2階には大きな講堂があります。

 

ここもサンシャインで登場した場所。
理亞ちゃんとルビィちゃんが、クリスマスライブ出演の面接をしたところです。


作中で登場したのはリニューアル前なので、床の模様が異なっています。
現在の床は、リニューアル時に建設当初の模様を調査し反映しているとのこと。

バルコニーに出ると、函館湾を一望できます。
函館駅や函館港、五稜郭タワーも見えますね。
よい立地。




どっちに行けと?



旧公会堂の次は、旧イギリス領事館に行きました。
こちらも明治時代の建物です。

 


旧公会堂よりは小さな建物でしたが、こちらも博物館になっていて、
建物を含めて見応えがありました。

 

こうやって昔の建物を観光向けに残していてくれるのは嬉しいですね。
地元の方々に感謝です。

 

 


旧イギリス領事館から出た後は、函館山の麓周辺をブラブラと散歩しました。

新撰組の函館屯所跡の近くから函館山を仰ぎ見る。

函館戦争では、新撰組は新政府軍に函館山の上から激しい攻撃を受けました。
あの山の上からこっちに向けて鉄砲やら大砲やらバンバン撃ち込まれたら、
それは甚大な損害を受けますわ・・・。

 


しかしまぁ、本当に坂道の多い街。
何度も昇り降りして、ちょっと疲れてきました。

 


称名寺
土方歳三をはじめとする、函館まで戦い抜いた新撰組隊士の供養等があります。
静かに手をあわせてきました。


また、太平洋戦争の空襲で亡くなられた方々の慰霊碑もありました。
函館は歴史の長い街であり、時代の酸いも甘いも経験しています。
観光の対象とするかはさておき、今回の旅ではそれらを感じることも
少なくなかったですね。

寺の向かいでは、廃校になった小学校の取り壊し工事中。
この解体工事が思いのほか大迫力だったので、しばらく見入ってしまいました。



路面電車に乗車。
空は暗くなり始めていましたが、まだまだ観光を続けます。
次の目的地は、五稜郭タワー
ホテルの近くなのですぐに行けますが、夜景を見るチャンスは今夜だけです。

 

 

五稜郭タワーに着く頃には、陽がすっかり落ちていました。
函館山ほどではないにしても、十分に見応えがある夜景。
極端に高い建物がないので、街が綺麗に見えます。


五稜郭はライトアップ中。
こうして見ると、本当に綺麗な五角形です。
実際に五稜郭の中に入るのは明朝の予定。
この時はとりあえず夜景を楽しみました。

 


土方先生の銅像も鎮座
函館の夜景をバックに座っているお姿には、どこか風格がありますね。


閉館時間が近付いていたので撤収。
前日とは違う夜景を満喫できて、楽しかったです。

五稜郭タワーから、いったんホテルに帰還。
身軽になって、夕飯を食べに街に繰り出しました。

 

 

 


夕飯は有名店で贅沢。
北海道名物ジンギスカン 大黒屋です。

 


お肉はラム肉しか置いていないというジンギスカン一本勝負のお店で、
仕入れに冷凍を使わないので凄く美味しいとのこと。
地元民は行かない観光客向けのお店らしいですが、それがどうしたこっちは観光客。
ラム肉が食べられればいいので、ここで夕飯を食べることにしました。

まずは一杯。
このために生きていると言っても過言ではない。

 


ランプ、ヒレ、肩ロースの三種類セットを注文。
肉に札がついてる・・・!!!


まずは店員さんが焼き方を説明がてら一枚焼いてくれた肩ロースを賞味。

 

 


なんだこれ。
ハチャメチャに美味い。

 


あまりの美味いしさに笑い出しそうになりました。
うまく言葉で説明できないんですけど、とにかく本当に美味しいです。
ジンギスカンらしいクセのある匂いと風味が逆にたまりません。
これはちょっと他では味わえなさそうです。


無心で焼いては食べていたので写真をほとんど撮らず、最後の方で少しだけ撮影。
鉄板を肉でいっぱいにして焼いている時は贅沢の極みでした。
まぁ~~~お酒が進むこと進むこと(笑)

 


ついでにショルダーも追加注文。
こちらもビックリするくらい美味しかったですね。
あと、ごはんも食べたんですが、これもまた超絶美味しかったです。
旭川産のゆめぴりかを羽釜で炊き上げてるようで、そりゃ美味しいはずですわ。
新潟で本場のコシヒカリを食べた時以来の、お米での衝撃でした。

 


あんまりにも美味しいご飯を食べてしまったので、
酩酊もあって食後はちょっと放心状態
手持ち無沙汰になってしまったので、またしても函館市電に乗って
夜景観察に出かけました。

函館駅前のイルミネーション
YouTubeで配信されているライブカメラでも見ることができますが、
生で見るとより綺麗に見えます。

 


ベイエリアも再訪。
前日よりもさらに寒かったのですが、酔いの醒めるその寒さも心地よかったです。


函館で過ごす夜もこれが最後。
見れるものはすべて見て、記憶に焼き付けました。

ホテルに戻った後、ベイエリアのハセガワストアで買ってきた地ビールで
函館で何度目かの一人宴会。何度でも酔っ払うぜ!
 

大沼ビール。
函館の近くにある大沼国定公園の地ビールです。
お高いのですが、やっぱり地ビールはめちゃ美味。

ペールエールケルシュの2種類を飲みました。
強い苦味が効きますね!


最後に北海道メロンサワーでフィニッシュ。

 


良い気分で就寝しました。

 

Vol.3へ続きます。

 

Vo.1(前回)はこちら