日本では
世界中の様々な
お祝い事 が
取り入られているようですね。
クリスマスもそうだし
ハロウィンに至っては
コスプレの日 みたいに
なっていると伺います。
でも、3月にある
セント・パトリックデー は
未だ日本に上陸していないのかな と
思い立ち、ご紹介~
3月の17日は
アイルランドに
キリスト教 (カトリック) を広めた
聖パトリック の
功績をたたえる日として
アイルランドでは祝日。
アイルランドは
ジャガイモ飢饉による貧困や
イングランドからの圧政を逃れるために
多くの国民が
世界中に移民 なさった事で
よく知られています。
その為か、
現在では
世界各地でこの日を
セント(聖)・パトリックデーとして
お祝いしている様で
アイルランドでは
3日間に渡り
お祭り が催されるだけでなく
アメリカ各地でも
パレード があったり
フェスティバルが開催されたりするんですよ。
この聖パトリックさんていう方
元々は
大英帝国は
ウェールズ出身の方。
幼い頃アイルランドの
海賊に連れ去られて
羊飼いの奴隷として
働いていたそうですが
無事脱走し
故郷ウェールズに戻ってから
フランスの修道院に渡り
勉学に励んだんですって。
その後皮肉な事に
司教から
虐待を受けたアイルランドに戻り
カトリック教を広める様使命を受け
宣教師として
アイルランドに戻った んだそうです。
その頃のアイルランドでは
ケルト人たちの信仰
ドルイド教が根付いていたとの事ですが
ケルト人社会の祭祀・神父
セント・パトリックは
そのケルト文化と
キリスト教を混ぜ合わせた
「 ケルト系キリスト教 」 を
布教したそうで、
そのシンボルは
ケルト文化の
太陽信仰の太陽と
キリスト教の
十字架を併せた
【 ケルト十字 】 にも象徴されています。
このケルト文化というのはね、
自然崇拝
他の宗教への寛容性など
日本の古代神道 に
通じるところがあり
動物との交信 にも基づいて
政治を行ったり
していたらしいです。
プロテスタントと
カトリックとの争い等で
多くの人民が
迫害を受けたり
虐殺された歴史の中で
ケルト系キリスト教 が
広まった地域では
自らの信仰のために命を失った
殉教者が
一人もいなかった
もしくは
少なかったと言われています。
現在の中東、
ロシアなんかにも
見習って貰いたいものだわと
感じたりもしますよね。
と、そんな
セント・パトリックデー
アメリカでは
アイルランドを象徴する
【緑】 の洋服 を身に着け
緑色のビール を飲み
大騒ぎをして
楽しむのが主流みたい
( あ、特に若者は )。
アメリカの家庭では
アメリカに移民した
アイルランド人がよく食べていた
コーンビーフと
キャベツのお料理
アイルランドでは
羊飼いのパイ
シェパーズ・パイ 等を
お料理なさる家庭も多いとか
( パブでは必ずメニューにあります )。
その上にマッシュポテトを乗せて焼いたそうですが、現在はひき肉で。