米医療費の謎 | 北米・ヨーロッパ・時々日本のほっこり生活、マッタリブログ
アメリカって
医療費が高い って
かなりの
評判ですよね。
大学で働いていた頃には
海外から勉学の為に
アメリカに着いたばかりで
未だ保険手続きが
終わっていない学生さんが
病気にかかり
破額な医療費が払えず
泣く泣く自国に戻られた ケースも
目のあたりにしました。
ある大学院の生徒さんは
旦那様と赤ちゃんと
いっしょに渡米なさって
その旦那さんが
旅行前の準備や
旅の疲れか
アメリカ到着後すぐ具合が悪くなり
入院なさったところ
かかった医療費が
$50,000
(750万円くらい?)。
たった2日
入院なさっただけなのに
もしどこかで倒れて
救急車で病院に運びこまれたら
保険が無ければ
救急車代だけでも
20万では済まないと思う。
でも普段、私の場合
保険会社が支払いを済ませた後の
最終支払い額しか
見ていなかったので、
「 アメリカの医療費、
結構安いじゃん 」 って
感じていたんですよ。
なんせ、
CTやMRI
入院費なんかでも
自腹を切った事なし。
緊急病院 に行ったって
点滴したり採尿・採血した上に
レントゲン撮っても
脳のMRI検査しても
$100のみ
( 1万4千円位?
以前、片頭痛で
救急病院に行った事のある
恥ずかしい人、それは私 )。
何だか変だなぁとは
思っていた。
でね、今週丁度
定期の大腸検査があったので
久々に
病院の
ウェブサイトのポータルに
表示される
個人アカウント情報のひとつ
保険適用 ”前” 金額
想定額 を
除いてみたら
皆様、準備は
宜しいでしょうか
ジャ~~~ン
約41万3千円から
80万近く。
ただの、【 定期 】
大腸検査ですよ。
それが検査前の段階から
個人的な支払額の欄
【 Your Fee 】 の箇所には
【 0 】 って書いてある。。。
やはり、予防医療 は
全額保険会社が
負担してくれるのか
実際には
ほぼ何の問題も
無かった様子なので
保険会社への請求額は
42万円だったらしい。
で、やっぱり
自費払い金額は
ゼロ。
いつもは
自費払金額の 【 0 】 しか
見ていなかったので
( 保険会社が支払う前の金額を
見る為には、
も一つクリックしなきゃいけない )
これにはちょっと
驚いたわね~、奥さん。
私なんて
保険会社から
送られてくる
詳細なんかも
様々なカテゴリーに書き込んである
数字が多すぎて
ちらりとも
見もしないものだから
今更ながらの
驚愕発見 ですよ。
保険に入っていない人達
どうなさっているんだろう
普段ね、病院の
ウェブサイトのポータルには
色々な情報が溢れていて
例えば
血液検査をすると
早くて10分後
遅くとも半日後には
結果が表示されます。
その結果の
過去5年 10年位 との
検査結果比較も
グラフを含め
自動的にしてくれるし。
医師との
コミュニケーション も
このポータルで行われ
先日の片頭痛の時も
そのウェブサイトで
メッセージを送り
何度かやり取りしたあと
1時間以内には
薬が処方されていました。
( でもこれは、
半年ごと、もしくは1年ごとに
面会に行っていて
同じ症状のことを既に
問診されていたから
オンラインでの無料相談も
可能だったみたいです )。
そんな緊急性を要する
重要な情報が
満載なもんだから、
実際に自分の
懐に響いてこない
保険適用前金額なんて
見ていなかったのョー。
多分多くの人達が
私と同じ状況だと思う
( って、もしかしたら私だけ )。
お薬の
値段に関しても
同じ原理が働く様で、
以前胃腸関係の
お薬を処方された時
医師が
「 この薬、
高額過ぎたら
言って下さい。
他のお薬を出すから。
薬局では、「 いらない 」 って言って
突き返せば良いから 」 って
仰っていて
( ホントにそんな事して良いの)、
いざ薬局に行ってみたら
タダだった。
後で看護師さんから
「 お薬貰えた?
大丈夫?」 って
連絡が来たので
「 タダでしたよ~ 」 って言ったら
「 それは良かった。
同じ薬でも
1錠7万 の人も
いるんだ 」 って言われ
びっくり。
何年経っても
この国の
医療保険料金事情は
謎のまま。
勿論
保険の種類によっても
差があるそうで
日本の国民保険に近いのは
オバマケアかな
ま、メディケア
( シニア・障害者向け保険 ) になれば
それ程複雑でもないって
義兄達は言うんだけれど
本当かなぁ。
アメリカ旅行予定の皆様
くれぐれも
旅行保険をかけてから
いらしてくださいませね
それでは皆様、今日も笑顔で、沢山の幸せをお届けしましょう~