感謝 & 日本の課題 (の一つ) | 北米・ヨーロッパ・時々日本のほっこり生活、マッタリブログ

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とある言語学者とバイリンガル猫二匹、究極おっとり系アメリカ人夫の生活・仕事・異文化便り。

先日の性的指向や性自認に関する

法律の整備を求める 緊急声明 へ

沢山のご支援とご賛同

有難うございました。

 

リブログやリンクして下さった方々

ご自身の読者さん達に

更に声を広げて下さって

深く感謝しています。

 

私の手違いで、締め切りが迫っていて

何の説明もなくリンクさせてもらいましたが

数多くの方々にアクセスして下さった様子で、歓喜 音譜ビックリマーク

 

皆様と、リブログやリンクして下さった皆さんの

読者様達のお蔭もあって

支援・賛同署名をして下さった方が

増えているそうです

( との レモンさん からのご報告です ウインク )。

 

昨日6日の一次締め切り迄

情報を広めようとの思いで

新しい記事は投稿せず

今日にいたります。

 

 

 

さて、私は現在日本を離れて暮らしていますが

日本で生まれ育った日本人です。

 

日本国籍を捨てず

愛する祖国の繁栄を常に願っていますが

どうしても気になってしまう事が

いくつかございまして。

 

その一つが昨日投稿しました

性マイノリティーの方々を巡る

法案についてです。

 

ご存じかと思いますが

日本は先進国を含む G7 諸国の中で

唯一、 同性結婚やシビル・ユニオンを

法制化していない

世界でもその方面では、まさに 後退国

 

更には、貴重な日本の次の世代が

自分で選んだ訳でも無いのに、

トランスジェンダーだというだけで

まともな教育さえ受けられず

中学校進学だってままならない

国なのです。

 

 

アメリカ等、他の先進国では

色々と問題を抱えているとはいえ

このような執行は違法。

 

ご存じ日本古来の宗教、神道では

同性愛やトランスジェンダーに対する

規制などは無く

八幡や妙心寺、神明、天神などは

江戸時代から(それ以前もでしょう)

同性・中性・無性等の性指向に

大らかな神 とみられていました。

 

日本は西洋から宣教師達が入ってきて

性マイノリティーの方々への規制を

強要させられた国ですから

 

現在の日本の LGBTQ+ の皆さんを巡る状況は

アイロニー・eirōneia 

装われた無知 の象徴の様にも

映るのは、私だけでしょうか?

 

 

日本書紀 に出て来る神官は男色だったとする説も

 

 

宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤

 

Lesbian    レズビアン     

Gay       ゲイ

Bisexual    バイセクシュアル  同棲も異性も恋愛対象となりうる

Transgender トランスジェンダー 生まれ持った体と本来の性が異なる

Queer     クィアー        性自認・性的志向にとらわれない・定まっていない

+        エイ(ア)セクシュアル 恋愛感情も性的欲求も抱かない

           Xジェンダー、パンセクシュアル 他

宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤

 

私自身は、この世に 

背が高い・低い人達がいる様に

性に関しても、LGBTQや

aセクシャル

( ア・セクシュアル

英語読みで 「 エイ・セクシャル 」

性的感情に興味が無い ) 

の方々がいらっしゃるのは

単に当たり前の事と思っています。

 

しかし、日本にいた頃は

何故か性マイノリティーの方が

少ない ”気” がしていた。。。

(芸能分野で活躍していらっしゃる皆さんは

とっーても有難い存在 ですが

普通に生活していらっしゃる皆様で

LGBTQである事を公にしてらっしゃる方は

私個人の周りにはいなかった)。

 

過去に性マイノリティーの方に

親しく接していたのは

主に日本以外の国にいた頃 です。

 

ベルギーにいた時も

アメリカに来たばかりの時も

一番の大親友は

ゲイの男性に生まれた方でした。

 

そういう方を探して歩いていた訳ではなく

ただ単に価値観が似ていて

環境問題から食に関してまでも

興味が似通っていて

一緒にいるのが楽しかったし

色々と勉強になる事がありました。

 

日本に於ける LGBTQ+ の皆さんの

現状については

こういう友人達から反対に、

日本人の私が教えてもらう事が

多かったです。

 

私が住んだ事のある日本以外の国では

性マイノリティーの方々は

そこら中にいらっしゃるのが普通 

感じていました

(世界には、ゲイというだけで殺される国も存在しますが)。

 

イギリスでは 同性愛の皆さんは

周りにいるのが当たり前 で、

多分大学院の教授や

BBCで働いていらっしゃった皆さんの3割方は

LGBTQ+ だったと ”思います”

(もっとだったかも知れません。

はっきりとした統計をとるのは難しく)。

 

日本の公家、室町・戦国時代同様、世界の歴史 にはLGBTQ+ の方々がいっぱい

 

 

アメリカでは、同僚の1・2割が

カミングアウト していて

[ それが何か?]  って感じですね。

反対に、カミングアウトしたなんて

勇気があってカッコいいと感じていた

同僚や生徒も沢山いたと思います。

 

ある男性の教授に至っては

「 トランスをカミングアウトした A は

あんなに人気があっていいなぁ。

自分もゲイやトランスだったら人気が出たかも 」 と

耳打ちしてきた程 えー

 

ゲイの男性に生まれた

生徒さんも沢山いらして

( トランスの方もいらしたと思うのですが

気がつかない程、自然だった )

これまで様々な苦労があった為か

優れた人が多かった。

その中の何人もを、博士号や

良い地位に着ける様にして

送り出しました。

 

生活、仕事で一歩踏みこめば、

LGBTQ+ の方々に出会いという感じですね。

 

アメリカの前政権下では

性マイノリティーの皆さんは

大変・大変辛い生活を送っていらっしゃいましたが

 

政権が変わり、現政権のバイデン大統領は

トランスの方々に ( LGBTQ+ 全体を対象とした発言でしょう)

「 Your president has your back 」

( 貴方にはアメリカ大統領がついている、

応援しているみたいな意味ですか?)

と公言していますし

 

新しい保健医療補助相には

IVYリーグの中の一校

ペンシルバニア大学・医学部教授で

トランスでもあられる Rachel Levine さんを

選びました

(日本ではこういう

未来性のある人から

トランスというだけで

公共教育を選ぶ自由さえ

奪っているのでしょうか)。 

 

レイチェル・レヴィン氏

 

私が注目している39歳の政治家

バイデン政権 の運輸長官に指名された

Pete Buttigieg (ピートゥ・ブティジェッジ)氏は

ゲイである事を以前から公言なさっていて

大統領選挙への出馬表明の際には

ご主人を連れ添っていらっしゃいました

( ピートゥ氏の演説は、一聞の価値アリと思います )。

 

Pete Buttigieg & Chasten Buttigieg

 

勿論ゲイやトランスの方ばかりではなく

夫と結婚したばかりの頃は

レズビアンの方々が夫の友人にいらして

パーティー等によく誘われて伺ったものですが

 

唯一困ったのが

どのパーティーでも私がいつもする様に

こちらから誰かに話かけると

「 私の事狙ってる?」 みたいに

ビクビクされる事。

 

「 絶対ビックリマーク、それはナイねDASH! 」 と言うのも何だか

失礼な気もするし ガーン

カミングアウトしたゲイの方が

「 仲がいいと思っていた男友達が

突然身の危険を感じるとか言い出して 」 と

おっしゃるのを

身を持って経験した事も

ありました。

 

更に、生まれてきた性に限らず

エイ・セクシャル

特に性関係を保つ意味での

パートナーを持たずとも

人生を健全に建設的に送っていらっしゃる方も

かなり多いです。

 

私達にもし何かあったら

すぐ連絡する親密な友人達の中には

レズビアンの方、エイ・セクシャルの方が

一人ずついます。

 

その一方、日本には親しい関係になれる

性マイノリティの方は、周りにいない。

何故だろうはてなマーク

 

国が変わっただけで

これだけ LGBTQ+ の人の比率が減る筈はなく

日本では、社会的に生きにくい為に

LGBTQ+ である事の事実を

公にされていなかったのでは?と

感じてしまいます。

 

もし日本で生きにくいのであれば、

理由は分かる気がしないでもない。

ただでさえ子供の少数化が進んでいる日本

未来の広がるお子さん達に

あらゆる機会を提供してあげるのが

私達大人の義務ではないでしょうか?

 

Facing the future tigether 

 

 

 

私自身は、性的傾向・指向を理由に

教育の機会を与えないとか

職を奪う等という事は

あってはならない事 だと考えていて

 

 

又、こういう 差別事象を

「自分には関係の無い事」 と

目を瞑っていては

性差別、性的マイノリティー差別を

更に助長させる一環を担っているのと

同じ事 になってしまうとも思っています。

 

無関心が一番気がかりです。。。

 

生活に身近な例でたとえてみると

金網の屋外ケージで

猫・犬・ウサギ等を繁殖させ

 

 

その子達をペットショップ等で

売って収益を得ている人達。

 

その存在を知らずして(知ってか?)

ペットショップで法外とも思われる金額を出し

動物を購入する事は

悪徳業者を助長させているのと同じ事

( 知らずに既にペットショップや悪徳ブリーダーがら

購入してしまった方、その子達の過酷だった過去の分も

沢山の愛を注いであげて下さっていると信じて )。

 

更に、人種差別を公に奨励する指導者を

応援する人達 

我が同胞の日本人や、ラテン系・黒人の方々が

肌の色が違うという理由だけで殺されていく事態を

容認・承認・奨励

しているのと同様です。

 

そういう意味では

先日の性的指向や性自認に関する

法律の整備を求める緊急声明の記事へ

賛同して下さった方々は

「 差別はいけない」と

声を上げて下さった という事で

とても心強く、誇りに思っています。

 

そして、LGBTQ+ である事を

寛容するだけではなく

腕を広げて公に

「 同じ人間同士じゃないか 」 と歓迎し

教育や職に就くチャンスを

平等に差し上げるのは

人としての

ひいては国の 品格 というものでしょう。

 

もう一度、

「本当に有難うございました。

仲間が増えて嬉しいです。

心から感謝します。」

 

 

それでは皆様、今日も笑顔で、

素晴らしい週末をお過ごしになられますよう~ドキドキ

 

参照: