同性結婚認可よりすごい事 | 北米・ヨーロッパ・時々日本のほっこり生活、マッタリブログ

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とある言語学者とバイリンガル猫二匹、究極おっとり系アメリカ人夫の生活・仕事・異文化便り。

性的少数者(ちょっと難がある言葉)への

職場での差別 は

違法との判決 

6月15日に

米国・連邦最高裁で

下されました

 

 

 

 

これは、LGBTQの方々の

結婚を法的に認めた事より 

凄い事だと、連日話題になっています。

 

L(レズビアン)・G(ゲイ)・B(バイセクシュアル)

T(トランスジェンダー)・Q(Queer(クイア))

 

全ての LGBTQ の方々が

結婚したいと

思っているかは

不明ですが

 

殆どの LGBTQ の方々が

仕事をしないと

食べていけない

引いては、生きていけない。

人としての 尊厳 を保てる という

 

それはそれは画期的な事

 

この判決が、昨日下される迄 は (6/16/2020)

米国の半分以上の州で

ゲイやトランスジェンダーの方々は

生まれ持った体と

心がマッチしていない という

理由 だけで

仕事をクビになる 事が

法的に認められていました。

 

(ゲイのソフトボールチームに参加した事で、カウンセラーの仕事を

首になっていた Gerald Bostock 氏、6/16のToday Show にて。

                           右上矢印 Youtube に飛びます。)

 

正直なところ

LGBTQ寄りの

オバマ大統領 

成した執行を、次々と取り消してきた

トランプ政権中 には

この法的変更は無理だろうと

多くの人達が予測を立てていた所。

 

それも、トランプ寄りの最高裁判事3人も

賛成したというのは予想に反した事でした

(反対派3人は、トランプよりの保守党)。

 

11月の選挙を考慮した結果なのか

現状の反トランプ勢威に便乗したのか

それとも単に、これこそが

正しい判断とみなされたのかは

分かりませんが

 

ここの所、米国国民の意識 

変化が起きている のは事実。

 

この判決以外の例を挙げると:

"Black lives matters" 

黒人の命だって貴重)。

 

この運動の 賛同者 の数も

人種差別を公に支持してきた

現政権になってから、反対に

あれよ・あれよという間に増えていきました。

 

TheNYTimes

 

 

特に、この2か月の

サポーターの数の上昇 には

目を見張る物があります。

 

上記の記事によると

NYにある、ブルックリン法科大学院の

Capers 教授は

「 トランプは 人種差別と

性的差別をオープンにした 」 と

インタービューに答えています。

 

つまり、それ迄何となく知っていた

性・人種差別 に関し

一般の人々も

関心をもたらずには

いられない状況 

してくれた

(日本では

伝えられていないのかもしれませんが

彼の言動には

エグ過ぎる、女性差別発言も満載)。

 

現政権になる迄は

黒人差別があるのは

何となく知っていても

”それはそれで、そういう事” 

”自分にはさほど、関係ない事” なんて

思っていた白人や

子供達までが

 

このままじゃいけないと

意識変革を求めて

きたのでしょうか。

 

 

ここ米国では

「 何かが変わってきつつある

稀にみる変動期 」 に

現在、私達は生きているんだなという

躍動感 がある気がします。

 

それでは皆様、

今日も笑顔で

感謝をお届けしましょう~ドキドキ