以前、「褒め言葉」の記事で
少し触れたのですが
日本とアメリカ(欧米も?)の
「美」の認識の差 って、
結構あるんです。
昨日夫の「鼻が無くなった」(?)事件を
記していた時に、
「 鼻に関する記述は、文化的背景 を
説明しないと、解ってもらえないかも
」 と感じましたので
もう一度書いてみようと思い立ちました。
先ず、日本では全然気にする人が
いないであろう顔・頭のパーツに関して、
アメリカではとっても気になさる様子なのが
「 横に突き出た大きな耳 」。
こんな感じでしょうか?
これは子供仲間にからかわれる事の象徴として
親が結構気にしてしまって、
Otoplasrty; Ear pinning とか呼ばれる手術を
5歳になったらさせたりする人、かなりいるそうです
(それ以前は、手術は出来ないそう)。
この耳に関連した思い出を一つ。
昔の同僚で、誰もが認める
絶世の美女 として知られた女性が、
仲良くなると、もしくは親密になりたいと思う人がいると
「 ほら、これ見てよ 」 と
耳にかかった髪をかき上げ
彼女の突き出た耳を見せてくれたものですが
これなんか、
頭脳明晰で弁護士をも泣かせる程に口が立ち
ともすれば圧倒されがちな容姿を持つ彼女が
親密感を持ってもらおうとする
上手な世渡り術 だなぁと感心したものです。
次に気にされるのが
わし鼻 とか かぎ鼻とか呼ばれる鼻の形。
時に女の子は気にするみたいで、
こちらもティーンの頃から
整形する人多いと聞きます。
私なんて、鼻が高くていいなぁとか、
八代亜紀さんみたいでセクシーと
思ってしまうのですが、
日本とは感覚が違うみたい です。
一般的に言って、
鼻の大きさにはこだわるみたいで
小さければ小さい程良いみたい![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
都市部でお金のある富裕層の人達は、
子供の頃から 小さくしたりしている みたいです。
特に、女優さんとかモデルさんとか、
見た目を売り物にする方に多い。
その点、バーバラ・ストライザントさんは時に
「 あの鼻で、良く頑張った 」 と
称賛されます。
Barbra Sterisand 後々整形したという噂もありますが
嘘か本当か、このお鼻のお蔭で、
セクハラにも合わなかったなんて、
バーバラさん
自虐的に話していらしたりもするんです。
ですからそこの貴方、
「 鼻が高い 」 の褒め言葉 は、
欧米では 気をつけた方が良い かもしれませんネ。
次にプチ整形する女性が多いナと感じるのが
唇。
本人たちに言わせると
(聞いた話ですが)
「 薄い唇が貧相でイヤ 」 なんだそう。
カダーシアン姉妹は皆さん、こういう唇がお好きみたい。
あと、イギリス人の女性からは
weak chin とも称される
「 小さい顎が悩みなの 」 と
よく聞いたものです。
私なんかにはどこが悪いのか
い~~~っさい理解できませんが、
まー、美の定義というのは
不思議なものですね。
そして、こちらも頻繁に聞くのが
顔が小さい事は
美人の条件とはならない 事(らしい)。
ある日本人男性の奥様は、
ウィノナ・ライダー系のお顔ですが
日本でいつも 「 顔が小さい 」 と言われるのが
大いに不満
。
顔が小さいと言われると、お家に帰ってから
烈火のごとくお怒りになられるのだとか。
これも褒め言葉とはならないみたいなので、
気をつけた方が良いのだと思われる。
そして、特に
男性に当てはまるであろう
魅力的とされる条件 が
日焼けしている事。
男性の魅力の無さを比喩する時に
使われる言葉が、「 pale 」
生っ白いみたいな感覚でしょうか?
健康的じゃないという事なのでしょうね。
例えば、クラッシックなクリスマス映画として知られる
LOVE ACTUALLY の中に出てくる
ハンサムな役目 の男性俳優を決める時、
服を脱ぐ役だから、ナマッチロいイギリス人俳優は
使えなかったので
ブラジル出身のハンサムさんを見つけてきたと、
監督さん、おっしゃっていましたっけ。
私の周りでは、
夫の甥っ子達の一人、C君。
家族の中で一番お金持ちで
スーツなんかも常にアルマー二とか。
いつもパリッとしていて
周りでメロメロしているアメリカ女子を見るの、
結構面白いです。
ただ、色が白いのを気にしていて
いつもバケーション先で焼いてくるんですよ。
会う度にどんどん こげ茶色になっていく 甥っ子。
「 皮膚がん検診だけは怠らないように 」 と
口うるさく注意しています。
テレビに出る人達などは、オレンジ色の
日焼けして見えるファンデーションを
使う人も多いみたいですよ。
この点 日本男子 は、ヨーロッパ人みたいに
日に焼けても赤くならないで、
すんなりこんがりと焼けるので
強味 ですね。