復興支援ライブ2019 YUMEMIDORI
~紡ぐ音、繋ぐ心~
@長岡京市中央生涯学習センター
2019.3.3(日)



【出演】
高田志麻
わたなべゆう
花*花
 こじまいづみ
 おのまきこ
SANISAI
 村井伸吾
 山田和嘉子
 山田隆平
初田悦子

上條瑞穂
上條智志

【飛び入りゲスト】
トミタショウゴ

「あの日を忘れない」

日常の中で、つい忘れてしまいそうになる
「あの日」を思い出すきっかけをくれる大事なライブ
8回目となる「復興支援ライブ」に今年も参加してきました。

あいにくの雨で心配だったお客さんも
はじまる直前には、ほぼ満席に。

志麻ちゃんのあいさつの後、
ゆう君の『ガーベラ』の生演奏をBGMに
スクリーンに映し出されたのは、被災地での活動の様子。

浄土ヶ浜や風の電話でのライブや
地元の方たちとの交流の様子などなど。

ゆう君のやさしい音とともに映し出される風景の中に
見える笑顔が昨年より少し増えたような気がして、
なんだか嬉しくなりました。

ガーベラの花言葉は「希望」
ゆっくりゆっくり、少しずつでも、
被災地の人々の心の中に希望の花が咲きますように。

映像の後は、出演者全員で『夢見鳥』
明るく楽しいメロディと贅沢過ぎるハーモニーに、
会場が一気にあったかくなりました。

SANISAIのステージは『proud of you』から。
力強くて、勇気をくれる、大好きな歌。
この歌に出てくる某ランナーのように
いつも笑顔で前を向いて生きていきたいな。

『京都慕情』では、口ずさむお客さんの姿も。
京都に住み、京都を大事に思う彼らだからこその
この歌をずっと歌い継いでほしいものです。

最後は『この美しき世界』
美しい歌詞とメロディ。そして彼らにしか出来ない
美しいハーモニーが胸に迫りました。

続いて登場したのは初田悦子ちゃん。

語りかけるように歌う『きみのママより』では、
会場のあちこちですすり泣く声が…

と、いきなり叫ぶ悦ちゃん。

悦「差し歯が飛んだ~!」

音楽の神様だけでなく、笑いの神にも
愛されてるね~(笑)

ハプニングにも負けず、熱唱した『僕らのラララ』
会場との一体感も最高でした♪

SANISAIと志麻ちゃんと一緒に歌った『風の電話』
5人の美しいハーモニーとゆう君の優しいギター。
「遠い海まで 遠くの空まで」
きっと届いてますよね。

続いては、わたなべゆう君のステージ。

ゆ「すでに20分おしているということで、
 男は黙ってギターで語ります^^」

『涙のあと』は本当にやさしい曲。
涙を流した後の気持ちに寄り添って、
背中にそっと手をあててくれるような感じ。
聴くたびに心の底まで癒されます。

そして『Plvs Vltra』は
タイトル通り、前へ進む勇気をくれる曲。

黙ってギターで語るゆう君の気持ちが
しっかり伝わってきました。

ここで志麻ちゃんが自身が力をもらった
アーティストを紹介したいと呼びこんだのは
トミタショウゴさん。

 あきらめないことが 突破口

呟くように、語りかけるように、叫ぶように…
その一つひとつの言葉が心に響いて
胸が熱くなりました。

昨年のこのライブで初披露された『命の場所』から
始まった志麻ちゃんのステージ。

逢いたくても逢えない大切な人への想いが綴られた
切なくて優しい歌は、何度聴いても胸に迫ります。
そっと寄り添う瑞穂さんのピアノも素敵でした。

「あいつの分まで…」「あの人の分まで…」
大切な人を亡くした方の言葉をもとに
この日のために創られた新曲『君の分まで』
ただ悲しむだけでなく、大切な人の想いを引き継いで
前を向いて行こうという力強いメッセージに
勇気をもらいました。

SANISAIとゆう君を迎えての『今、永遠に』
心を振り絞るように歌う志麻ちゃんを
包み込むようなSANISAIのコーラスとゆう君のギター。
今回のステージも本当に素晴らしくて、
涙が止まりませんでした。

トリを務めるのは花*花の2人。

歌ってくれたのは『ただひたすらに』『まだ愛してる』

昨年も日本各地を襲った自然災害
今、自分が普通に暮らせていることが
本当に奇跡のようなこと。

明日、明後日、来週、来年…
来るはずの日々が来るとは限らないし、
隣にいるはずの人がいるとは限らない…

「ただひたすらに 思った通りに進めばいい」

愚直でも、自分の思った通りに
一日一日を大事に生きて、隣にいる人を大事にしたい。

2人がこのライブで、この2曲を選んだ事の意味を
しっかりと胸に刻み込んでいきたいと思います。

花*花のステージの最後は、出演者全員を呼びこんで、

い「今日はみんなに逢えて『あーよかった』!」

アーティストのみなさんはもちろん、
お客さんの歌声も本当に凄かった!

想いのこもった素敵な歌声は
東北にも、北海道にも、熊本にも、
全国津々浦々にまで届いたはず!

志「今回はもう1曲、歌いたい曲があります」

と紹介された『colors~絆~』は、
ピアノの上條瑞穂さんが東日本大震災の後、
関西から被災地に力を届けようと
多くのアーティストと一緒に創り上げた歌。

リーダーのあたたかく強い声から始まった曲は
それぞれのアーティストに歌い継がれ、
やがてクライマックスに。

喉が張り裂けんばかりの歌声と
全身全霊で奏でられるピアノとギター。
総勢10名のアーティストが想いを込めた
声と音はそれ自体が魂を持って、
会場全体を満たし、震わせて…

その音魂に圧倒され、魂が震え、
ただ涙を流すしかありませんでした…。

音楽が無力だなんて誰が言ったんだろう?

音楽にはこんなにも力がある。

それは人を笑顔にし、心を震わせ、

元気を与えてくれる。

毎回、音楽の力を感じるこのライブですが
今回ほどその力を強く感じたことはありませんでした。

それは志麻ちゃん・ゆう君をはじめとする
アーティストのみなさんが昨年よりも
さらに想いを強くしてくれたからだと思うし、
その想いに応えて、たくさんのお客さんが
集まって下さったからだと思う。

そして、YUMEMIDORIのメンバーが
様々な困難を乗り越えてライブを創り上げ、
今までずっと続けて来て下さったからだと思います。

あと2年で節目の10年目。
10年を境にいろんなことが変わっていくのでは
ないかと思います。
志麻ちゃんも言ってたけど、この2年が正念場。

「あの日を忘れない」ための大事な大事なライブ。

僕も微力ながらお手伝いしていけたらと思います。

志麻ちゃん、ゆう君、いづみちゃん、まきちゃん、
リーダー、和嘉ちゃん、隆ちゃん、悦ちゃん
瑞穂さん、智志さん、PAウメちゃんとスタッフさん、
花盛さん、川崎さん、さっちんさん、
アーテイストのスタッフさん、
KBSのスタッフさん、会場のスタッフさん
YUMEMIDORIのみなさん、お手伝いくださったみなさん。

そして想いを一つにして集って下さったお客さん。

本当にありがとうございました。

☆★☆ セットリスト ☆★☆
【全員で】
夢見鳥

【SANISAI】
proud of you
京都慕情
この美しき世界

【初田悦子】support:わたなべゆう
きみのママより
僕らのラララ
風の電話 w/SANISAI・高田志麻

【わたなべゆう】
涙のあと
Plvs Vltra

【トミタショウゴ】
突破口

【高田志麻】support:上條瑞穂
命の場所
君の分まで
今、永遠に w/SANISAI・わたなべゆう

【花*花】
ただひたすらに
まだ愛してる

【全員で】
あーよかった
colors~絆