衝撃 | どんな状況?

どんな状況?

「どんな状況?」
ここに書き記したものをあとからみたら、きっとその時自分がどんな状況だったのかわかるんじゃないかな…。
まあそんな意味もこめてこのタイトルに…。

昨年、『虚構推理』という作品(コミカライズ版ですが)に出会って、こんなシーケンスがあったんですよ。
『虚構推理 8』「電撃のピノッキオ、あるいは星に願いを」より。
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↓これのことですよね(笑)。
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個人的にこういうネタは大好きです。
実は「電撃のピノッキオ…」のタイトルの時点ですでに『人造人間キカイダー』を連想していたのですが、本当にオチにもってくるとは…。
で、原作版(映像化された石ノ森作品のコミック版は、原作というよりは原作者本人によるコミカライズというのが正しい表現のような気がしますが。余談ですが、御大が手掛けるとみんな救いのないオチになっていくのが玉にキズ)『…キカイダー』って衝撃のラストだったよな…、という連想から今回のネタ、自分的に衝撃のラストだった作品。といっても2~3個しかないけど。

1. 『人造人間キカイダー』 石ノ森章太郎
上記のラストもそうですが、そこに至るプロセスも衝撃的。
ギル・ハカイダーに捕らえられ「服従回路(イエッサー)」を組み込まれたキカイダー・ジローは…。
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個人的に石ノ森章太郎作品では(実際はアシスタントが描いた部分が相当数を占めるにもかかわらず)1,2を争う作品だと思います。

2..『マーズ』 横山光輝
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この作品は週刊少年誌連載時にリアルタイムで新連載~最終回までを読みまして、当時小学校高学年だったワタクシでも「少年誌でこの最後でええのんか?」と思ったくらいです。
40~50ページの読み切りSF作品なら、ありだとおもいます。しかし1年の連載を経てのこのラスト。
このラストがあるからこその『マーズ』だと思うのですが、映像化作品はことごとくミゼラブルなことに…(苦笑)。

3.『サイボーグ009』 石ノ森章太郎、『幻魔大戦』 平井和正/石ノ森章太郎
『…009』は何をもってラストとするのか、という問題はありますがここでは「地下帝国ヨミ編」で。
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ジョーとジェットが流れ星になるのもさることながら、ラストのこの姉弟の会話がすごく好きです。
幼い弟は無邪気に(戦争の道具である)(玩具の)ライフルを願い、姉は世界平和を願う、この対比がなんとも言えません。

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衝撃、という面ではこれもかなりのものでしたね。
月の落下にどう対処するのか、という面と、「え、そこで終わり? 」みたいなのと…(笑)。

50年以上生きてきましたが、「衝撃のラスト」というお題ででてくるのはこんなもんですね。
あとは考えても出てこないのは何でだろう。


(Kindle Fire HD、他拾い物)