昨日、アルバムベスト10と書いたので、しっかり考えてみました。

選んだ基準は、
・捨て曲がほぼない
・アルバム全体で世界観を表している
です。

今まで紹介したものが多いですが、

まだ聴いていないアルバムがあれば、いつもの音楽を変えたい時に、ぜひ聴いてみてください。


きっと新たな出会いがあると思います。


※順位はつけれないので発売日順に記載します。

●Pet Sounds / The Beach Boys(1966)

ビートルズのサージェントペーパーズに触発されて(ショックを受けてと言われています)ブライアン・ウィルソンが作り上げた傑作ですね。
多くのアーティストが好きなアルバムに挙げます。
楽曲は良い意味でとにかく変わっています。「そんなアレンジありなん?!」と思うけど、でも全曲メロディーがいいという神がかり的な作品です。



●The Magic Garden / The 5th Dimension(1967)

これはポップス界のサージェント・ペーパーズと思います。
作曲家でありアレンジャーでもあるジム・ウェッブの才能全開!
曲の流れにもコダワリが感じられます。
とにかくゴージャスで、歌と楽曲とアレンジの完成度が高い。
夕焼けに合います。



●In London / Elis Regina(1969)

ラテン界のサージェント・ペーパーズです。(それぞれの金字塔という意味です笑)
まずジャケットがいいじゃないですか!
音は2日間で録音した一発録りとか。
それがこの凝縮されたエネルギー感になっているんだろうなと思います。
郊外へのお出掛けにピッタリなアルバムです。
車内がお洒落な空間になって、道中がワクワクしますよ。


●Aldemaro Romero and His Onda Nueva / 

Aldemaro Romero(1972)


昨日書いたアルデマーロ・ロメロです。
オシャレ!
演奏も、コーラスワークも、曲もいい。
ジャケットもいい!(CDではこれが裏ジャケットになっています)
飛行機に乗っている時に聴くジェット・ストリームのような楽曲です。
これもお出かけが特別な空間に変わります。


●Machine Gun Etiquette / The Damned(1979)

パンクを挙げだすとキリがないので、一枚だけ選ぶとするとやっぱりこれです。
ギターもドラムもカッコいい。曲もいい。
一曲目のラブソングのイントロでやられ、それが終わったと思ったら、間髪入れずにマシンガン・エチケット!
もうこの流れだけでやられます。
ポップ調に向かう前の、ややハード気味のバランスが最高です。


●The Way It Is / Bruce Hornsby and The Range(1986)

名盤中の名盤。
デビューが遅かったからか、それまでに溜めた名曲を全てぶち込んだという感じです。それでいてアルバム全体にまとまりもある。
ピアノがメインのめずらしいロック編成で、これも後にも先にもブルース・ホーンスビーだけでしょう。
癒やし音楽の走りだったと思います。


●Affair / Cherrelle(1988)

僕が思う、ジミー・ジャム&テリー・ルイスの最高傑作です。
R&B界のサージェントペー、、(もうエエって笑)
A面がアップテンポなノンストップ。
B面がバラード系という構成も素敵です。
ジャム&ルイスといえば、「Janet Jackson」の「Rhythm Nation 1814」が楽曲レベルの高さで行けば上かも知れませんが、それよりもR&B寄りなこちらが僕は好きです。


●Kaleidscope  World  / Swing Out Sister(1989)

素晴らし過ぎる!
まるで映画のワンシーンに迷い込んでしまったような。オシャレな音像です。
60年代へのオマージュ全開で、ストリングス・アレンジになんとフィフス・ディメンションのところで書いたジム・ウェッブを迎えています。
ゴージャス、、、
秋のお出かけにピッタリなアルバムです。



●Brigade / Heart(1990)

「ロックで最も音が良いアルバム」と思っています。
80年代〜90年代のハードロック、メタル系がムーブメントだった中での最高音質で、これ以降もこれ以上の録音には出会えていません。(こういったロックが下火になっていることも影響していると思います)
そして、音が良いだけでなく楽曲も素晴らしい!
バラード4曲も素晴らしいし、アップテンポも良い。
夏になるとロックが聴きたくなりますが、その中で最高に安定の一枚です。


●When Roots Let Go / Lady Lynette & The Spokesmen(1995)


カーディガンズや、クラウドベリー・ジャムをプロデュースし、世界にスウェーディッシュ・ブームを巻き起こしたトーレ・ヨハンソンが、自らのバンドで出した作品です。 
全曲いいし、何より演奏がうまい!
ボーナス・トラックの「keep dancin'」という曲はスタジオ・セッションの一発録りとのことですが、「一発録りでこのクオリティってどんだけうまいねん!」と思いました。
お出かけに合う、爽やかだけどファンキーな一枚です。



さて、ここまでお付き合いありがとうございました。

これだけ「サージェント・ペーパーズ」と書いておきながら、それが入ってないのはどういうことやねん!という気もしますが(笑)、素晴らしいアルバムと好んで聴くアルバムは微妙に違うのでご容赦ください😊


音楽の好みは人それぞれで、それも僕は素晴らしいことだと思っています。

きっとその人の持つ波長のプラスを引き出したり、あるいは無い波長でリフレッシュしたり、、

そんなことから欲する音楽が違うように思います。

それは人それぞれが違うということでもあり、だから色んな音楽があってこの世界は素晴らしいんだと思います。

今日は僕が欲する音楽のご紹介でした🙂

chuma@WDRS