友と再会し、あの頃の曲を真剣に弾いてみた。
思えば24年間、封印していたように思う。
もう誰かに聴いてもらえることは無いと思っていたから。
今弾いても、即座には弾けない。
でも1時間で感覚は戻った。
しかし左手がつる。
おい、17歳の僕。 それは不要に音を埋めすぎだよ(笑)。
でも、ガムシャラに音を埋めている訳を、本人の僕は知っているよ。
あの頃の僕は、誰もワンダラーズのコピーをしてほしくなかったんだ・・・。
ワンダラーズは、友が良い曲を書くいいバンドだったと思う。
当時、コピーをしたい人はいてくれただろう。
でも、誰もコピーできないバンド・・・。
そんな、ONLY ONE の存在でありたかった。
そうであれば、自分はこの世に存在している価値があると本気で思えたから。
もう一度ワンダラーズがしたい。
もし、聴いてくれる人がいるならば、同じフレーズを演奏したい。
でも、今弾くのであれば、個々を弾くのに必死になるのではなく、
全体から見て、個に意味があり、全体としても意味があるように弾きたい。
ただ自分達を認めてほしくて、ガムシャラにフレーズを放り込んだ僕に、
それで良かったんだよ。
と言ってあげたい。