初めて言う言葉について。

日本中には、

出力ワット数の低い、ある限定されたエリアに向けて

電波を発している

コミュニティエフエムというラジオ局が

全国に250局以上あります。

県域全体に流れるラジオ局とは違って、

大体は市や区という単位のエリアで放送されています。

私がお手伝いさせてもらっている

エフエムなとりという名取市のエフエム局も

このコミュニティエフエムで

災害時の地元のコアな情報をお届けするため、

日頃から地域密着な情報を発信しています。

情報を発信する為に、ラジオで必要なものは

「声」です。

これは地元の方の“意見”“アイデア”“想い”という意味と

地元市民、区民、町民の方の

パーソナリティーの唇からこぼれる声です。

マイクの前で話しをする機会と言うのは、

普通に生活していたらほとんどないですよね。

だけれど

このコミュニティエフエムが出来たことによって

圧倒的にその機会が増えています。

しゃべりを生業としていない方が、

ラジオで話すとはどういうことか、というと、

初めて声で出す言葉が増えると言う事。

それすなわち、顔、首、肩、背中、腰、

そして心の筋肉をすべて使うと言う事です。

天気予報や交通情報。

スーパーのオトクな情報や地震情報。

地元企業の社長にインタビューするために

会社の専門的な言葉を勉強したり。

普段は接する事のない職種、世代と

それぞれの世代で使う言葉を使ってみたり。

沢山の本、小説を読んで、その言葉たちが

知識として頭の中に入っていたとしても

それを声に乗せて空気を震わせなければ

知識としての言葉で終わりです。

けれど、それを声に乗せてしゃべるときに

初めて

知識が、経験が、想いが

誰かに届こうとするのです。

さらに、マイクがそこにあることで生じる緊張感によって

「より伝わる言葉を選ぼう」という意識が生まれます。

ラジオで話すって、人生をもっと一喜一憂させてくれます。

そして、沢山の言葉たちに込められた

沢山の解釈と「はじめまして」を交わして

しゃべることと仲良くなれます。

うまれーてーはーじめーてーラジオーにのりー

と、歌いながら

先日子供達と室内プールにいったら、

小学校低学年くらいの女の子に

「コーチ!今日は何の練習ですか?」

と今まではありえなかった

新手のナンパをされました。

初めまして、ってホントにドキッとして新鮮で

トキメキますね☆