【Facebookからリライト☆】


去る10月25日、名取市の公民館にて朗読講座でした☆

声ににじみ出る3つのもの

1体調 2役割 3感情

とお伝えしましたが、もう1つ裏技的に隠れているものがあります。

それは、「生き様」です

この日参加した方は高齢の方々ばかり。

皆さんには、木の年輪のように

お一人お一人のこれまでの日々が心とカラダに刻まれ、

大変に味わい深い「声」を聞かせてくださいました!

その声が読み上げる

谷川俊太郎さんの詩

「いきる」を

聞いているだけで、

ヒューマンドラマの最高潮のシーンを見ているように
じわっと目頭と胸が熱くなりほどでした。

今、生きているということ。

素晴らしい言葉達をなぞる声はメロディーそのもののようでした。

そんな素晴らしい声達を

最後にはグループ毎にみんなの前で発表します。

育った環境、世代、性別を越えて

声を合わせる瞬間を作ると言うのは

相手の呼吸のリズムを感じて、読み取り、息を合わせるということ。

それは

心が重なる瞬間です。

メロディーはなくとも、
朗読は音楽なんだと思いました。


そして、誰かの声を聞いて、
聞くだけで勇気がでることもあるのだと

受講した皆様から教わる事が出来ました。

グループ事の発表を聞いて、

「上手かった」「良かった」「力が湧いてきた」

「毎日をもっと楽しもうという勇気が出た」など

様々な感想をフィードバックし合い、

その中で感じた事は

言葉として「元気だして!」と言わなくても
声のトーンだけで「元気だして!」が

伝わるんだということでした。

詩の内容そのものよりも、

それぞれの声のトーンや質を感じ取って

太く優しい声を聞いて、優しい気持ちになれたり、

勇ましい声を聞いて、勇気が出たりしていらっしゃいました。

朗読の良いところは

自分でする部分の中にあることと

他人の声にじっくりと耳を傾けることの中にあることの

二つがあると思います。

他人の声に深く耳を傾けると

相手が人に与える事の出来るパワーが何か?を知る事が出来て、

そのパワーを受け取る事ができます。


終了後は
受講者の皆さまから


「声をもっと日常の会話に活かしたい」

「教科書以外読んだことないけど、
言葉と向き合う楽しさを知ったので
これからは本を読みたい」

「声を合わせた瞬間、
気持ちいい感動を味わいました」と


たとえ幾つになっても、
感性のアンテナを立てて楽しめることを

目の前で証明してくださった皆さまでした☆

私も、ファンキーなおばあちゃんになるために

日々起きる出来事の1つ1つをじっくりと噛み締めて

血肉にしたいと思います☆