こんにちは!

トークトレーナー/マザーズティーチャーの宇佐美です。

「声」ににじみ出ている3つのものとは?

1つ目は「体調」
3つ目は「感情」でした。

では、2つ目とは?についてお伝えします。

なぜ、この2つ目を最後にしたかというと

この2つ目が1番無意識に使い分けている部分であり、
あなたの印象を決定付けている重要な要素を含んでいるところだからです。

「声」ににじみ出る2つ目の要素は

「役割」です。

例えば、

小さな子供が、時折

とても大人びた言い方をしたりする時がありますよね。

そういうときの子供の声のトーンが大人びた響きを持つのは

子供自身がちょっぴり大人に、お姉さんに、あるいはお兄さんに

なりきって言葉を発している時だからです。

また、「役割」にも2種類あり、

①「育った生活環境の中での役割」が声のトーンに影響する場合と

②「社会環境の中で与えられた役割」が声のトーンに影響する場合があります。


①の場合は、
家族の中で、どんな役割を担ってきたか?
長男、長女、次女、次男、末っ子、一人っ子、それぞれの立場による意識の違いがあります。

兄弟の1番上として下の子の世話をしたり親代わり的な役割があると
声は張りのある、ハキハキしたトーンになります。

逆に末っ子としての役割として甘えん坊というイメージがあると思いますが、

やはり声のトーンもちょっと甘えた感じだったりします。


あるいは、

男兄弟の中で女一人で育っている場合、
声のトーンも男性よりでちょっと太めだったり
女兄弟の中で男1人で育っている場合は
柔らかい声のトーンだったりします。



サザエさんで見るともっと解りやすいですよね。

サザエさんは長女なのでハキハキとした声のトーン。

これは

「みんなを引っ張っていくわよ~サザエでございます~」

という長女としての役割が意識の中にあり、それがが現れているものです。

マスオさんは、実はサケオさんというお兄さんがいて次男なので

長男のようなハキハキさよりも、ちょっと穏やかな優しいトーンの声で

周りを和ませる雰囲気がありますよね。

これはおそらく

ハキハキ、がつがつ系はお兄ちゃんの役割だったから

自分は穏やかさんとして家族の中にいようという役割、

「平和にいこうよ~」という意識の現れです。

また、

②「社会環境の中で与えられた役割」

については、

学校だったら委員長や生徒会、部活での立ち位置からくる人それぞれの役割や

職場だったら肩書きや上下関係での自分の立ち位置などからくる人それぞれの役割などから

声のトーン、声の強さ、声のリズムなどが無意識に変化しています。


例えば

恋人と甘い時間を過ごしていて

ラブラブいちゃいちゃしているときに

彼に仕事場から電話がかかってきたとします。

すると、どうでしょう?

あの愛のラブラブトーンはどこかへ行って、

一瞬にして、仕事モードの「声」へと切り替わりますよね。

そしてそのまま仕事へ戻っていくダーリンを見送る切なさを思い出してしまいました・・・

さて

声ににじみ出ている3つものとは?

いかがでしたか?

さまざまな要素が「声」にはにじみ出ているものなんです。

そしてその「声」を活かすも殺すも自分次第。

さらには「声」に向き合う事でより自分自身を内省出来るきっかけにもなります。

あなたはどんな「声」でしょうか?

あなたの今日の「体調」は?

あなたの今日の「感情」は?

あなたの今日の「役割」は?

今日のあなたの声は何色ですか?

声を通じて感じてみてくださいね。

次回は、声=音の影響力についてお伝えしますね。




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