おはようございます。今月は、新年度に向けて、少しだけ冒険?!してみようかと。


埼玉県民として、気になっていた

【県内在住外国人に教える日本語】

の実際のニーズや現場はどうなっているか~を垣間見れるチャンスが表れました。


埼玉県内のK市は、元々さまざまな国からの労働者が多い地域です。


東京ならば新宿、新大久保、高田馬場、上野、品川、池袋などは外国人留学生が犇めき、エリアごとに街の雰囲気も少しずつ違うんですが、埼玉は東京とはまた違う特性があります。


2010年以降は、K市内には特にクルド人難民が増え続けています。


現在はK市に9600人も居住し、地元住民の方々によるNPOや、公共ボランティアセンターによる外国人向け日本語教室などが運営され、クルド人の小学生から母親たちの生活上必要な日本語支援や学習支援をしているそうです。


増え続ける難民を受け入れる地域に政府からの具体的対策や支援はなく、市は今後は規制を強化しつつ、支援策も進めているようです。


さて、そのK市内にある企業から、日本語教師の募集が出ていたのを見つけ、好奇心を揺さぶられてしまいました。(時々、衝動的になる自分がいます)


公的機関で見つけた求人だから、安全な方だとは思うけれど(そう願ってますが)、求人票からは


・受講生何人を対象に教える教師の募集?

・教材は指定?またどんな教材が揃っているか。教室の配置などは?

・授業は直接法だけでよいのか?(多分英語も多少求められる)

・スタッフに日本人が含まれているのか?


などが分かりません。

求人票から分かった情報は


・日本語受講の対象者~K市内で人手不足とされているある職種に従事しているクルド人(つまり社会人)


・運営代表は日本人ではない


・自身が数年前に福祉職で関わっていた地域エリア内にできた法人


・指導内容はN4取得を目標


程度で、非常に少なく、詳しくは面接時に。という事になりました。


以前福祉で関わっていた地域でもあり、この数年間でその地域がどう変わったかを知りたい思いもあり。


外国人の採用担当者の場合、面接までは日本人よりアバウト&スピーディーな事が多いように感じます。(その分日本人としては心配になるけど)


現在勤務中の日本語学校も、来年度もとりあえずは続ける見込みです。(少し曜日を減らした新年度シフトが出ました。)


留学生のうち8割以上が中国人たちを対象にして丸6年経過。


頭ではなく気持ちの方で、


「そろそろ、より身近に(または切実に)日本語ニーズを感じてる、別の国からの外国人向けに教えてみたいかな」


という思いが強くなってきています。


教師のやりがいは、受講側からの意欲の高低にも影響される部分も大きく、近年の留学生の日本語学校での受講態度は、【日本での時間稼ぎ】のように思えて正直あまりよくない実態があります。


もちろん意欲的な学生もいるし、学校によって、留学生の質やレベルに差があるのだけれど、全般的には、年々留学への意識が下がっているように、教育現場を通して感じます。


日本語学校以外では日本語を教えた事がないので、学校以外の語学教育がどんな感じかを知りたいなあという好奇心から、とりあえず一歩。


↓前回と同じ河津桜です。夜はまた違う雰囲気で迎えてくれました。