今年最初の音楽鑑賞は、18日の上野で、モーリス・ラヴェルの人生から~ラヴェル最期の日々~でした✨


名曲が生まれるまでを、ラヴェルの友人たちとの語り、俳優とダンサーによるダンスと音楽とで、多角的に楽しめる舞台でした。




ラヴェルといえば、やっぱり【ボレロ】✨

あの高揚感溢れる、躍動的なリズムを、私は多分フラメンコの舞台で聴いたのが初めてで、なんてかっこいい曲なんだろうと思いました。

バレエの舞台でも、オーケストラでも、またはコマーシャルでも、よく演奏されるので、誰でも絶対1度は聴いている曲✨

改めて生でバレエダンスとセットで聴いて、またまたラヴェルが好きになりました。

ラヴェルは、同じ時代を生きたバレエダンサーのニジンスキーの圧倒的な跳躍力に魅了され、バレエ向けの音楽も生み出しているそうです。

⭐️眠れる森の美女
⭐️美女と野獣
⭐️妖精の園

などなど✨



↑これは、【亡き王女のためのパヴァーヌ】の楽譜。しっとりした雨のような、悲しみの表現が優しく儚げな曲です。

ラヴェルが24歳の時に作曲したものだと、18日の演奏会で知りました。

ラヴェルのピアノ曲は、絵に例えると、印象派のような、繊細で柔らかな色調と、キレイな自然色からなるヨーロッパの風景が浮かんでくるような感じがします。

晩年には、自分のサインが書けなくなったり、自分が作曲した曲が自分だと分からなくなってしまうほど、記憶力が衰えてしまうのですが、今回は舞台で、

【夜のガスパール】(ガスパールとは、お化けの事です昇天)や、【鏡より~道化師の朝の歌】がダンスと共に演奏されて、コミカルな感じでした。

演奏者さんたちに、異国情緒溢れる音色のバンドネオンが加わり、バンドネオンにも興味があったので、生で聞けて良かったです。

舞台はほぼ満席でした。

今ちょうど、同じ上野公園エリアで印象派展もしているので、来週は美術の方も!鑑賞できたら行ってみます。

🍀過去のピアノ鑑賞記事です。