こんばんは。

今日は「みんなの日本語初級Ⅰ」23課の道案内のタスクを担当しました。


初級Ⅰの25課までの中で、学生にとっては難しい課の一つですね。


動詞~(例)まっすぐ行って、信号を渡って

【て形】がはいり


二つ目の角を右に曲がると


【辞書形+と】で、動詞の変形2パターンと、次に起こる変化を表す接続の【と】


右または左などの位置詞+【に】


これらを組み合わせて言うので、初級の中では、文法がかなり複雑です。


でも、わりと好きなタスクで、いつもオリジナルに用意した地図を使って、学生同士をペアで練習させたりしています。


なぜこのタスクが好きかというと、

【道案内が出来るようになる】

課題と達成部分が、分かりやすい課。

さらに、動きを伴い、日常にも応用がきくからです。


自分も、英語で道案内できたらいいなと思って、YouTube見ながら練習したら、道案内ならではの表現があって面白かったです。


例えば、「まっすぐ行って」は~「ゴー・ダウン・ザ・ストリート」~ダウンをつけるのが自然なんだとか。


学生から、日本語で不思議だとの質問は、

「まっすぐ行って」で、どうして「まっすぐ歩いて」じゃないの?とか。



授業って本来、学生は「考えてから、話す」ものだけれど、考える工夫が多いタスクと、暗記と変形だけのタスクに教科書が偏っている場合があるんですよね。


道案内は、道順を考えてから、話すようになるので、その点も好きです。


やっぱり授業では、「考えて、作り出す」時間を大切にしていきたいと思っています。


このタスクが好きな理由のもう一つは、実は「日本語教師養成講座」受講中に、模擬授業を担当した課なんですウインク


教師になる前に仲間たちと作った地図を思い出したり、また新任だった頃にここを担当した思い出もあったりして、懐かしい気持ちにもなります。


↓養成講座時代のものに、加筆しながら使ってます。



さて、私はいまだにGoogleで調べるより、道がわからない時、交番やコンビニに駆け込んで道を聞いてしまう事が多いのだけれどてへぺろ(それに駅構内や駅付近で、道を聞かれる割合も、多いのですが)。


最近の学生は、もはや電子地図・道案内で、足りちゃってるのかな・・と思ったら、ちょっと寂しいような気がしました。


地図を渡したときの学生の反応は、漢字圏には割合よくて、非漢字圏域はもう少し単純かつ、ひらがなを大きくしないと難しかったようでした。



↑11月なのに、咲いてました✨紫陽花みたいだけど・・?!