今回はもう一つの仕事、電話相談の現場ニーズの高まりについてです。


対面式に比べたら、どうしても応急的な対応にはなるけれど、


いのちの電話、ほか、さまざまな電話相談専門機関での電話は、緊急時の衝動的な気持ちや感情を解放させ、悩みを一旦ほぐしたり、客観的な意見を聞いたりすることができる機能があります。


ぜひ多くの方々に利用してほしいと思っています。


公的機関の相談電話機関の多くは、匿名性を尊重しています。


そのため、対面式では言いにくい事や、出向いていく事が大変な人たちに対しても、電話を通して気負わずに相談しやすいというメリットがあります。


声を通して、こちら側は相談者さんのまさに今直面してるお悩みに、スッと入って共有していくような、不思議な空間が、電話相談の特徴といえます。


最近はNHKほか、さまざまなメディアでも電話相談の対応番号がテレビなどでアナウンスされるようになってきました。


私の仕事現場も、年末にかけて電話件数は増えてきており、繋がりにくいと言われる事もよくあります。


それだけ、さまざまな事を相談したい人のニーズが高くなっている社会なのだと感じています。


今日、相談員同士で話したのは、


「寄せられる悩みも年代も広く、多様化している」事と、「インターネットを使って生じた悩み相談が(関係性の相談では)増えてきている」という事です。


地域性や、メディアが多く扱っている出来事に関連した悩みなどにも人は大きく影響を受けているという事が、業務を通じて掴めてきました。


電話相談員は、相談業務の中では裏方的な仕事ともいえるような、陰でサポートしているような目立たない業務なのですが、ニーズは結構高いようです。


口を通して、自分の言葉で話し、意思なりを伝え合うというのは、人間としての健康的なコミュニケーションで、電話の受け手としては、対応しクッションになれたら(安心できる椅子的存在に)。


一時的であっても、そんなクッションは社会には必要で、それによって人の心のどこかを救えているならば、こちらもホッとできるかな・・。


そんな思いで現場に入っています。





↑東京と埼玉の境目にある樹林公園の秋です✨