こんにちは。

寒波で、寒いですね。雪の影響が大きかった地域の方々に、お見舞い申し上げます。


今回は、日本語授業で使用した副教材の動画について備忘録的に綴ってみました。


生教材での授業を1クラスで現在担当中です。生教材は、全てオリジナル(担当教師が用意)です。


それだけに、やりがいがあるというか、90分間授業に対し、教材選定からプリントづくり、授業後添削までを含めると120分~180分、準備等に要している事も。


卒業を今年3月に控えた留学生が、日常での日本語に慣れるよう、なるべく身近なテーマから選んでいます。


【対象クラス~N1レベル】

・新聞記事「千葉県流山市の児童図書館で活躍する読書犬」

(文字数1000字程度。写真付き。読売朝刊1月から抜粋)


上記と併用教材

・大学病院で小児の手術を見守る補助犬の動画(YouTube約4分)


話し合う前の導入時に動画を視聴しました。


6年間、ある女児の難病の手術前後にずっと手術室まで寄り添い、心理的にも身体的にもリハビリに付き添い女児を助けた、補助犬の様子を撮影した動画です。





YouTube動画視聴を通して


⭐️補助犬がどんな役割をするのか、人と犬の関係性はどうかなどを、見ながら理解しやすくなる。


⭐️新聞記事だけではあまり興味を示さなかった学生が興味を持って見出す。


⭐️私語の多い学生が静かになり、映像を見るようになる。


⭐️動物好きな学生がメモをとる。


⭐️子供が話す日本語会話に留学生が興味を示す。


⭐️聞き取れると聴解に自信を持て、日本のメディアへの興味が高くなる。


などの様子が確認できました✨


動画教材を授業で使えると、生教材使用時、とても便利で、生徒たちから関心を得やすいです。


視聴する時間帯は、私の場合は、導入時に5~8分程度に収まる動画を選んでいます。字幕付きがあれば、そちらを選びます。


動画視聴時間が10分以上のものは、次のタスクからの時間が不足するのと、集中や関心が途切れる学生も出やすいため、あくまで一部を紹介として使う事が多いです。


その後、用意したプリントにQA式で、学生たちに記入させてから、意見を話し合う時間にし、教師は日本の状況を補足説明などをしながら進めていきました。


プリントに書かれた意見は、動画を視聴してからの感想なども多くなります。


視覚教材の中でも動画は副教材として、伝わりやすく、関心を引き出しやすいですね。


手頃な動画があれば、今後も読み物と併用して、活用していこうと思います✨


留学生からは、

「補助犬活動は動物たちの価値を高めることができる」


「ペットとの生活で、自分の性格が楽観的になった」


「手術やリハビリを頑張れるように、補助犬は守ってくれると分かった」


などの感想や意見が寄せられました✨