こんにちは。


今回は、時々書きたくなるニコニコ

【働く場とジェンダーギャップ】に触れてみました。





電話相談員というと、皆さんは、男性、女性どちらかを無意識に描きませんか。


法律や労働関係は、男性相談員が多く、メンタルや心理的ストレス不調などには女性相談員・・


一般的に、なんとなくそんなイメージが定着しているように思います。


勤務先の某精神保健福祉センターでは、心理的な悩み相談(といっても実際はよろず相談的な役割も兼ねてます)への電話対応をしており、相談員は、男性2割、女性 8割。


やはり女性が多い職場になっています。

地域によっては、女性相談員だけの配置もあるかもしれません。


日本はまだジェンダーギャップが大きいので、


「心理的な相談をするなら同性でないと話せない」


という利用者が、たまにいるという実態がありますが(都市部はジェンダーギャップは低く、地方の方が強い傾向もあります。)男性相談員がいてくれて良かったと思う点、たくさんあります。


⭐️男性利用者からの、迷惑電話(カスタマーハラスメントに入るような)の減少に繋がっている。


⭐️男性、女性両方の相談員がいることで、悩みへのアドバイスに幅が広がる。


⭐️利用者との距離感が、女性相談員より比較的安定し、公平性を保てている相談員が多い。


(女性相談員は、特定の利用者へ、頼られると共依存関係になりやすく、毎回長電話になっていても気がつけない、利用者を抱え込んでしまいやすいなどの問題を起こしやすい場合がある。)


ほかにも、月  1回ある相談員研修会で、もしも女性相談員だけだったら、

噂話や、相談員同士の意見の相違でなんとなく居心地が悪くなってきたな~、グループ割れしそうだな~


などが気になる場合に、男性相談員がいてくれることで、空気がニュートラルな状態に保たれていると感じる事が多くあります。


まあ、実際悩みを話す側の立場になってみると、家庭の事や、持病、仕事、人間関係など、同性はどう共感してくれるかな、という点が安心に繋がる気持ちが大きいと思うので、女性利用者が多い電話相談の特性を考えると、女性スタッフが多いのは当然かもしれません。


ただ、相談員として働く立場になってみると、やはりジェンダーギャップはなるべく解消されて、男性相談員もいてくれる現場の方が、偏りが減って多様性にも対応できるし、雰囲気的にも働きやすいと感じています。


職業の性差(ジェンダー)による偏りは、こうして職種別に見ていくと、まだまだありますね。