
ロンドンのテムズ川南側、バンクサイドにある、グローブ座The Globe。
シェイクスピアの戯曲が公演される劇場として知られています。
もともと1599年に現在よりも数百メートル離れたところに
最初の劇場があったそうですが、
1613年、ヘンリー8世上演中、
誤ってかやぶき屋根に火がつき、火事になったそうです。
ズボンに火がついた観客が一人いたそうですが、
飲んでいたエール(ビール)で火を消すことができ
全員無事に避難したらしい。
そして翌1614年、建て直されました。

ただ、ピューリタン革命の影響で1644年に劇場は閉鎖となりました。
20世紀に入り、アメリカの俳優・監督のサム・ワナメーカー
Sam Wanamakerが、世界的に知られる
シェイクスピアの戯曲を公演する劇場が
ロンドンにないのはオカシイんじゃないの

と再建を呼びかけ、1977年に現在の場所に
シェイクスピア・グローブShakespeare's Globeが完成しました。
元々の劇場をなるべく忠実に再現、
ということで椅子は木のベンチ風なので
ご覧の通り、赤いクッションをレンタルする人もいます。

シェイクスピアの戯曲は古語を使うので、なかなか理解しにくく、
その上、寒がりの私としては屋外劇場はもろ、寒さが体にしみ、
雨に降られただの、震え上がった、と聞いていたので敬遠していました。
でも、先日グローブ座を見学し、わがトーキングイメージスタジオから
散歩がてら来れる場所であることに気づき、
4月から10月しか上演していないことも知り、
このグローブ座で芝居を観たくなったわけです。
ご覧の通り、かやぶき屋根の中央は筒抜け。
立ち席だと雨が降ったらずぶ濡れになってしまいます。
でもこの日は気持ち良いそよ風が吹いていて快適でした。

老若男女、あらゆる国籍の人が溶け合った、
とっても和気藹々とした雰囲気。
それに、舞台のステージに食い入るように肘をついて観る観客がいても
注意されるわけでもなく。

今回は『間違いの喜劇』Comedy of Errorsを観ました。
あらすじを読んで行って良かった

面白かったけれど、やはり古語はわかりにくい。
俳優さんも観客のいる通路を何度も出入りするし、
皆、一体となった感じ。

今年の上演期間が終わる前に、席が取れて本当に良かったです。
今年オープンしたばかりの室内劇場、
サム・ワナメーカー・プレイハウスSam Wanamaker Playhouse
もあるので、今後はもっと頻繁に顔を出したいと思います。

川向うにはセントポール大聖堂St Paul's Cathedralが見えるし、
川沿いに数分歩けばテートモダンTate Modernもあるし
是非、お散歩がてらバンクサイドに立ち寄ってみてくださいね

他にも写真を撮ったので、こちらでご覧になれます:
Google+フォトアルバム Shakespeare's Globe

トーキングイメージ