ウィリアム・モリスWilliam Morrisの影響を受け、
芸術家たちは上流階級に限定することなく、
一般の人たちの手にも届く作品を作る動きが広ったそうです。
そして20世紀前半に入ると、テクスタイル技術の進歩も手伝って、
特にイギリスやアメリカではピカソやウォーホルのような
有名な画家達の絵や模様の入った布地を生み出し
服や家具に使われるようになったそうです。
その展示を現在、ファッション&テクスタイル博物館
Fashion & Textile Museumで公開しています。
館長が率いるガイドツアーもある、と教えてもらい早速行ってきました。
館長の説明付きとあって、小さな博物館ですが、
30名くらい集まりました。
こちらはロシア出身のフランス人画家、
マルク・シャガールMarc Chagallの絵が描かれた布地です。
本当の油絵にしか見えません

疑いの目で近づいてみたのですが、それでも油絵のよう。
Do not touch 触るな!と書いてあるので、触れませんでしたが、
思わず、触って油絵か布地か、確かめたくなりました。

こちらは誰もが知っているスペイン人画家、
パブロ・ピカソ Pablo Picassoのデザインの入ったドレスです。
後ろの白黒写真に写っているのはピカソと奥様。
奥様はこのドレスと同じ模様のドレスを着ています。

こちらはアメリカの画家、アンディ・ウォーホル
Andy Warholの描いた絵の入ったサンドレス。
大きなお花のように見えますが、近づいてみると『スイカ』でした。
今年のイギリスも、昨夏のように暖かくなってくれれば、
着てみたくなるようなデザインです。

こちらはハンガリー生まれのマルセル・ヴェルテスMarcel Vertesの作品。
鮮やかな色で描かれたこのシルクスカーフ、
何だか、かわいいような、きれいなようで、とっても気に入りました。
美術館の売店で販売していなくて良かった...


当時は現在のようには知名度がなかったのかもしれませんが、
歴史に残る、数々の有名な画家たちの絵が
布地に織り込まれるなんて、思いもしませんでした。
この目で見て、本当に実在することを確認できました。
そばで誰かがヒソヒソ声で
『この展示、今度はオーストリアに移動するの。』
と話していたように聞こえました。
本当かな?
もう少し、写真を撮ったので、こちらのフォトアルバムでご覧になれます。
Artist Textiles Picasso to Warhol May 2014
トーキングイメージスタジオから徒歩で行けるこのF&M博物館、
本当にありがたいです。
この展示は5月18日まで公開されています。
肩に力が入ることなく、芸術と日常が自然な形で
うまく調和された作品を見ることができて、
面白かったですよ。
お時間があれば是非、行ってみては如何でしょう?

トーキングイメージのパーソナルショッピング