今週末は西ロンドンにある馬場でレッスンを受けることにしました。
今まで、色々なタイプの乗馬インストラクターに出会ってきました。
20代の若いインストラクターもまれではありません。
どんなに若くても、乗馬に関してはプロ、
だから性別、年齢は一切関係ありません。
今週末行った馬場には以前、非常に上手なインストラクター、セーラがいました。
彼女はやさしいながら教えは厳しく、
必ず一つ、何かを学んだ!という満足感と自信を付けてくれる人でした。
ところが上手なだけあって、半年前、セーラは他の馬場に引っ張られてしまいました。
…となるとインストラクターとして残るのは、この馬場を経営するシスター。
シスターと言うと『サウンド・オブ・ミュージック』に出て来るような
天使のように暖かく包み込んでくれるような、やさしい人を想像しますが
このシスターは違う。
全然違う

私は今まで、教わったことはなかったけれど、
怒鳴るわ、どやすわ、ケチョンケチョンにけなすわ

…と皆、ビクビク

その噂も聞いていたので、しばらく敬遠していました。
でも、何故か『まあ、怒鳴られたら怒鳴られたでいいや!』という気持ちになったわけです。
馬場で待っていてくれたのは、こんなにかわいい馬、STORRYストーリー。
何故かRが二つ続く綴り。

60代くらいのシスターは、いつも通り、白髪にノーメイク。
レッスンを受ける他のメンバーも『怖いらしいね』と苦笑い。
子供用レッスンのために、スクールを二つに分けようと、柵を組み立てていたシスター。
『その辺で立っている大人たち、こっちに来て手伝ってくれない
』
と不機嫌そうに叫ぶ。
『やっぱりね~』

あとで、どれだけ罵倒されるだろうか...と覚悟。
ところが、レッスンが始まると意外にもシスターはクール。
一人一人、懇切丁寧にそれぞれ、心がけるべき点を指摘し、上達すると...褒める!
怒鳴った時と言えば、片耳の聞こえの悪いメンバーがシスターの言うことが聞き取れず
Sorry? 何ですか?と聞き返した時くらいで、
『怒鳴ってもらった方が良く聞こえたから、かえって良かったわ!』と彼女は上機嫌

レッスンを終え、オフィスでたまたまシスターと二人だけになった時、
It was lovely having you.と言われました!
どう訳せば良いのでしょう...う~ん
『来てくれてありがとう。楽しいレッスンになったわ!』...みたいなニュアンスでしょうか?
もうびっくり
あのオッソロシイシスターから出た言葉?!
ストーリ-を小屋に戻し、鞍をはずし、ブランケットをかけてあげている間、
餌にほおばるストーリー。

実は普段、みかける餌とは全然違い、まさか‘馬糞’では
と一瞬、焦ったけれど、シスターは馬にも有機栽培に徹していて、全てナチュラルなものを与えているらしい。

この馬場には犬や猫も何匹もいます。
動物を心から愛する心暖かいシスターなのでしょう。
まじめで必死なあまり、時々とばっちりを食ってしまうこともあるのでしょうか。
帰り道、他のメンバー達と『シスター、別人のようだったねえ~!』と
頭をかしげながら帰ったのでした。
