母はすぐ車酔い、船酔いするので全然真剣に聞いていませんでした。
クルーズの旅から戻ってくるお友達の話を聞いては、やっぱり行きたいと決意の強まる父。
タキシードを着て、ダンスやお食事をすることには全然興味はないようですが、
スーツケースを置いたまま、移動できることに魅力を感じている様子。
母がいなくなった今になっても、まだクルーズのことは頭から離れない。
昨年、父とスカイプをしていたところ、
『地中海にクルーズに行こうかと思う。すごく良いらしいよ。』と父。
『へえ、そう。パパ、誰と行くの?』と聞くと
『お前と行くんだよ!』と言う返事がかえって来ました

えっ、ウッソー、船酔いする~

私もれっきとした母の娘。
すぐに乗り物酔いをしてしまう。
何気なくクルーズの話題は避けていた私。
ところが、私もクルーズに行こう、と考えを変える、あるきっかけがありました。
実は私のおじいちゃん、つまり父の父は若かりし頃、海軍に入っていて、
世界を3周したそうです。
そして、父は子供の頃、私の祖父が立ち寄った土地の絵葉書などを良く目にしたそうです。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジは父自身も行って知っているけれど、
『マルタ』というところは行ったことがない。
一度、どういう所か訪問したい、と思っていた、と話してくれました。
父方の祖父は私が生まれる前になくなっているため、残念ながら会ったことがありません。
写真を見ると、案外格好いいおじいさんでした。
その祖父が、それこそ90年位も前に訪れた場所に、
私も行ってみたい衝動に駆られました。
ということで、この夏、地中海クルーズで、父とマルタを訪問することになりました。
沢山、乗り物酔いのお薬をしっかりと握りしめて...

つづく。
