聞いたことのない二人の名前だったけれど、
70-80年代に名を上げたスタンドアップコメディアン(コメディアン)だと言われました。
マイケル・ジャクソンが最後にコンサートを予定していた会場「O2」で行うし、
場所も近いし、行ってみることにしました。
とても変わった会場で「立ち見」だとは前持って言われていたけれど、一階は全員立ち見。
そして後ろはパプのようなバーになっていて、お酒OK、写真撮影もOK。
二階席は座れるようになっていたようです。
コメディだと思って行ったのに、前座はずっと歌と音楽。
いつになったらコメディになるのかと楽しみにしていたら、
なんと本番のChas & Davも歌い出しました。
何、Chas & Daveは歌手だったの

全然話が違うじゃな~い


乗りの良いメロディではあるけれど、
最近のような歌ではないし、最初は正直言って、どうなることやらと不安になったけれど
歌声にも張りはあるし、演奏も上手だし、段々雰囲気にのまれて行きました。
それに何と言っても、観客の乗りの良さにはびっくり

このChas & Daveは多分もう60代だろうから、ファン達も似たような年齢かと想像していたけれど、何故か20代、30代の観客も沢山!
それに、ビールでほろ酔い気分になっているせいか、皆、歌えや踊れやで大はしゃぎ


あとで調べたところ、Chas & DaveはRockneyロックニーというジャンルの歌で知られているそうです。つまり、「ロックニー」とはパブ(酒場)でみんなで一緒に愉快に歌う曲+ブギウギのピアノ+前ビートルズのロックンロールを一緒にしたようなものです。
それにこのふたりはロンドンのイーストエンド出身。
東京でいえば浅草生まれの下町育ち。
歌もブルーカラーや労働階級のことが題材になっています。

1979年のGertchaグルチャが一番のヒット曲になったそうですが、
このLondon Girlsロンドンガールズの曲がまだ耳に残っています。
「やっぱりロンドンガールが一番だあ!」と歌っています。
また、このRabbitラビット(うさぎ)という曲は思わず笑ってしまいます。
「貴方の瞳もお肌もお顔もすべて美しい。でも、ちょっと、しゃべりすぎじゃな~い!?」

Chasチャズのかぶっているnewsboy cap(新聞配達の少年がかぶっていた帽子)
最近また流行っているせいか、観客にも何人もこの帽子をかぶっている姿を見かけました。
この下町の陽気さはMy Fair Ladyマイフェアレディの一場面に
すごく似ていると思いませんか?
寄席を聞きに行くつもりが、
元祖、ロンドン下町の人気歌手との思いがけない楽しい出会いとなりました。
