長野県の公立高校入試は前期試験と後期試験の二本立てです。
前期試験は今年は2月9日、推薦入試で、後期試験が3月10日、一般的な学力試験です。
どちらか一方で合格すればいいのです。前期で不合格なら、後期にチャレンジできます。
前期試験は数年前に今の形になりました。
「学力だけではなくあらゆる可能性を秘めた優秀な生徒の発掘」
といったようなコンセプトで始まった記憶があります。
「勉強だけで人間の価値を判断するのではなく、クラブで頑張っていた生徒、
生徒会活動で頑張っていた生徒などにも可能性が広がるすばらしい制度だな。」
誰しもそう思ったものでした。
そこでたくさんの生徒がチャレンジをし、その結果たくさんの生徒が不合格となりました。
スポーツが出来るからといって平均的な学力の生徒が進学校に入ってしまったら、、、、
その生徒は授業についていけなくなるので、結局は入学させることが出来ないのでしょう。。。
内申書(通知表)で、成績の良い生徒が合格となっているようです。
10分程度の面接があったり、高校によっては作文もあったりするようですが、
合否のポイントはやはり内申書だというのが一般的な見方です。
それなら前期試験の存在理由は何だろう??
誰しもそんな疑問が出るのは当然のことです。
前期試験の合格発表が済んだこの時期、教室には3タイプの生徒が存在するのです。
前期試験で合格してくつろいでいる生徒、
前期試験で不合格になり、失意の中で後期試験の勉強をしている生徒、
後期試験一本に絞り、勉強をしている生徒、の3タイプです。
小さい時からの友達関係がおかしくなってしまったという話も聞いたことがあります。
同じくらいの成績の親友二人で同じ高校を前期で受け、一人が受かり、一人が落ち、、、
二人の間には気まずい空気が流れ、、、、
「合格したんだから、私に遠慮しないで、もっと嬉しそうにしたら??それって同情してるつもり?」
「そんなんじゃないよ、、二人で同じ高校に行けるまでは私も喜べないよ。」
「なんか、そんなことを言われるのってうざいんだよね。」
前期不合格の生徒は後期試験で同じ高校に入ったのですが、そのときに崩れた関係は修復できず、
仲違いしたままの高校生活となってしまったようです。
学力試験の成績で序列が付けれるのなら、まだ納得しやすいのですが、
前期試験の場合、人間性そのものを序列化されているかのような印象を受けるようで、
こうして心に傷を負う生徒は多いようです。
しかも前期試験の結果が出ると、すぐに後期試験の学力試験が待っているのですから残酷です。
勉強に打ち込む意欲をなくして、志望校を下げる生徒も多いようです。。。
仮に前期試験で合格したとしても万々歳とは言えないのです。
せめて高校入試の前くらいは精一杯勉強して欲しい、、、
まして、合格後、高校入学まで二ヶ月間もあるのに、その間に勉強するはずもなく毎日だらだらと
過ごす我が子の姿見ていると複雑な思いになる、、、との声も耳にします。
色んな意見がある入試制度です。
後期試験に臨む生徒はあと二週間です。
体調を万全にして全力を出せるように準備して欲しいものです。