みなさんは九九って出来ますか?
さすがに出来ない方はいないかもしれませんね。
では分数の足し算は?
例えば6分の5+8分の3=??
通分して分母を24にするのですが、この24というのがくせものです。
最小公倍数なんですが、この24が直感的に出てくるかどうか?
出てこない生徒にはどう教えるか?
6を2倍、3倍、、、、8も2倍、3倍、、、
などとやっていると何をしていたのかさっぱりわからなくなってしまうようです。
300.3 ÷ 30.3 = ???
中学生で九九が出来ない生徒には出会ったことはありませんが、分数や割り算が出来ない生徒は
かなりいるようです。
そこが出来ないとその先の数学はほとんど出来ないようです。
わからない授業に参加するのは辛いと思います。
本人の責任と言ってしまえばそれまでですが、、、
例えば、体にいいとわかっているのに、積極的に運動しないのは何故でしょう?
わかっていても出来ない、やらないとますます遠ざかってしまう、そんなことは日常多いですね。
勉強が苦手な生徒は自信を失っている場合が多いです。
右手にシャーペン、左手に消しゴムを持ち、書いては消し、書いては消し、を繰り返す生徒。
「そこまちがってるよ~。」
「あ、すみません。すみません。」
「間違っただけだから、謝らなくてもいいよ=」
「わかりました。すみません。」
こんな会話になってしまう生徒。
「関が原の戦いで石田三成の軍勢を破って勝利し、その後1603年に江戸に幕府を開いた人物は?」
「関が原の戦い」
「ちがうよ」
「じゃ、石田三成」
「ちがうよ」
「じゃ、1603年」
こんな会話になる生徒もいます。
いずれもそれまでの勉強で自信を失い、恥をかいたり叱られたりした体験がそうさせるのでしょう。
これを修正するのは容易ではありません。ただ「がんばれ」では全く前に進みません。
周りのレベルと違うところでもいいから、出来るところを見つけて、何度も繰り返し、
「ここの部分なら出来る。」と自信をつけさせることからスタートです。
するといくらか自分で勉強するようになったり、学校の授業も聞くようになるみたいです。
あまりにも太っていると運動をすることそのものが恥ずかしい、といった感覚でしょうか?
運動が出来る体にまで持って行く事が難しいのです。
運動の場合は、ジムであったり、スポーツのクラブであったりそんなきっかけが転機になります。
勉強の場合も私との勉強がきっかけになった生徒もいます。
運動が苦手な人に、サッカーの一流選手の例を出して参考にしなさい、と言っても無理な話。
同様に勉強も苦手な生徒を良くすることはそれほど単純ではありません。
九九の勉強をしたときの様に何度も繰り返し、時間をかけてしっかりやればたいていは出来ます。
九九を覚えるって大変ですよね。それが出来たのだから、分数だって家康だってちょろいものです。
きっかけを見つけるかどうかが肝心だと思います。