映画『ミッドナイト・ラン』 | トーキングドッグ

映画『ミッドナイト・ラン』

一息…。


久々に映画を観る。今年初。去年の最後の方にもいくつか観たが、映画と呼びたくないようなひどい作品ばかりだったので笑、『アメリカン・ギャングスター』の再鑑賞以来かな。一年ぶりくらい。


1988年の作品。ロバート・デニーロ主演。正義漢ゆえに警察を追われてバウンティーハンターを生業としている主人公が、マフィアの金を横流しした賞金首を連行する道中、FBI、マフィア、他のバウンティーハンターとの四つ巴?の争いとなり…といった内容。主人公と賞金首が、言い争いながらも妙な友情を芽生えさせて、みたいな王道的コメディ。


面白かった。深みのある『ルパン三世』といった感。間の抜けたFBI捜査官は銭形のとっつぁんぽい。デニーロ作品の自分にとってのベストは『ヒート』なのだが、軽快なデニーロも素晴らしい。デニーロ最高。助演のチャールズ・グローディンという俳優も良かった。


しかしこれたぶん昔観てるよなぁと思いつつ鑑賞、終わった後に調べたら、四半世紀以上前に観ていた笑。よく覚えてるな自分。それだけ面白かったということか。




TVで放送されたものを録画して観たのだが、実は違う作品と勘違いして録画して。面白かったからいいのだが。


『ラウンダーズ』という、マット・デイモン主演のポーカーの映画が大好きで、何回も観ていて、助演のエドワード・ノートンが「主人公の足を引っ張るダメな友人」役で、これがもう見事なまでのダメっぷりで惚れ惚れして、この役に際してノートンが参考にしたのだったか、『ミーン・ストリート』という映画の中にやはり「主人公の足を引っ張るダメな友人」というキャラがいて、演じているのがデニーロなのであった。


TV欄に「『ミッドナイト・ラン』ロバート・デニーロ主演」となっているのを見かけて、『ミーン・ストリート』と勘違いして録画した次第。ちなみに『ミーン・ストリート』は1973年の作品で、デニーロは助演。もうちょっとシリアスな内容だったはず。やはり昔観たことがあるのだが、もう一度観たかった。




映画の森は限りなく広くて深い。