夜明け前が一番暗い。 | トーキングドッグ

夜明け前が一番暗い。

あんなことを書いたので次の日は、「Willow Tree」がずっと頭の中で流れ、口ずさんでいた。やっぱいい曲だな笑。相変わらず歌詞の意味をあまり把握していないけど。当初のご本人の説明だと、「ヤマアラシとチョウチンアンコウが柳の木(willow tree)の下で出会う」みたいな内容で「どんなシチュエーション?」笑。メルヘン~。


その後、もう一度『The Gaze』を聴き返す。

⑪「Star Child」の歌詞が気になり、しかし英和辞書を引き引きする気力もなく笑、翻訳も載せてくれている歌詞サイトで検索し、内容をきちんと把握して、唸る。愛…。

ついでに「Willow Tree」も見てみたら、ものすごく寓話的であるのに妙に生々しくて、ちょっと心が痛くなる。

プリドーンの英語詞を突っ込んで知ろうとするといつも、やっぱぼんやりさせておいて聴いた方がいいのかなと思ってしまう。何にせよ、天才すぎる美和子さま…。



プリドーンを知った後、「洋楽っぽい曲を英語詞で歌うシンガーソングライター」を何人か見かけたけれど、「洋楽っぽいなぁ」というだけでピンとくることはなかった。プリドーンも一般的には同列に見られそうだが、自分にとっては大きく違う。プリドーンには「この形でしかあり得ない」という切実さ、必然性があるように感じる。スタイルから入っていない。「必然性」は感動するために大事な要素である気がする。



自分のことを歌っているようで、普遍性がある、ようでやっぱり自分のことを歌っている、これぞSSW、か。

清水さんの夜がもう明けているのなら。





そういえば「Canopus」と、アルバム最後の曲「The Bell」はアレンジがRayonsで、これがまた素晴らしい。最強コンビ。また何か一緒にやることはあるのかな。