アーティストたち② | トーキングドッグ

アーティストたち②

Predawn(プリドーン)こと清水美和子氏は現在産休、育休中で、当初、彼女は生粋のアーティストなので必ず創作の場に戻ってくるだろうと思っていたが、一方で「女性の場合はどうなんだろう」とも。愛する男性との子供なんて「最高傑作」だろうから、モチベーションがなくなっても不思議ではないだろうと。


男の自分は子供を産めないから想像がつかない。新たな人間を自分の身体から世界にリリースする、というのは想像を絶する。それは、この宇宙に参加者を一人増やす、ということではなく、新たな宇宙を一つ発生させることだと思っている。実際に産む産まないに関わらず、その可能性を持った身体であること、が想像できない。




プリドーンの曲はどれも好きなのだが、特に好きなのが「Canopus」で、出た当初はアホみたいに繰り返し聴いていた。暗くて最高笑。


今のところ最新作のアルバム『The Gaze』。

12曲入りで、最初からアナログ化を想定していたようで、六曲目がA面のクライマックスでそこに「Canopus」、七曲目がB面の始まりでガラッと雰囲気が変わる「Willow tree」。この曲はライブで聴いて好きになったが、音源を聴くとあまりにもユーモラスで(イントロのギター?の🎵ジャンジャカジャンジャカジャ~ンとか)、ちょっと笑ってしまうので、「Canopus」の余韻に浸っているときにはあまり聴きたくない笑。盤を裏返す時間が必要。

アナログも買ってます。
存在感がすごい盤面。

いやちょうど「Willow tree」は子供が喜びそうな感じで、実際ご本人も配信でそんなようなことを言っていた気がするし、今後もし創作に帰ってきても、こういう曲調ばかりになったら、プリドーンの暗い曲が大好きな自分としてはちょっと残念笑、という話。





実際には、音楽の歓びを与えてくれるミュージシャンは自分にとって「神」なので、どうなろうとも全肯定しかない。